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塩尻で「地域ディレクター公開トーク」 地域で活動する人が学び成長できる場に

公開トークの様子

公開トークの様子

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 地域で活躍するディレクターを招き、学び合う「地域ディレクター公開トークVol.1」が2月22日、シビック・イノベーション拠点「スナバ」(塩尻市大門八番町1)で行われた。

 地方でプロジェクトを起こしたり、サポートしたりする人材を増やすことを目的に、スナバのメンバー、草野エリさん、岩井美咲さんが企画。実際に活動しているディレクターを招いて、参加者同士が学び合うトークイベントを立ち上げた。県内外で地域ディレクターとして活躍する瀧内貫さんも協力しながら、ディレクター人材が自立し、活躍していくためのプログラム構築を見据える。

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 当日は約20人が参加。「○と編集社」(辰野町)代表理事・赤羽孝太さんを迎え、活動内容やノウハウ、プロジェクトへの思いなどを聞いた。

 赤羽さんは辰野町生まれ。2016(平成28)年、辰野町集落支援員の委嘱を受けて、東京で設立した一級建築士事務所「MMMstudio」の拠点を移し、現在は首都圏との2拠点生活を行っている。昨年、辰野町商店街の空き店舗をリノベーションした「STUDIOリバー」をはじめ、会員制シェアハウス、企画ダイニング兼社宅をオープン。先行投資をして場を作り、ビジョンとコンセプトに共感してくれる人を巻き込みながら活動を続けている。「最初はプレーヤーとなる人が少ない上に、つながりもなかった」と赤羽さん。「家を借りる、融資を受けるといった『逃げない覚悟』を見せる」「何か一つ、プロフェッショナルなものを持っていると強い」など、自身が大事にしてきたことを話した。

 昨年12月には、10年後の商店街をイメージした「トビチマーケット」を開催。準備や周囲への理解の広げ方、当日の様子を紹介しながら、「地域の未来に対してディレクションの種をまいたのだと思う」と振り返った。

 後半は、参加者が感想や疑問を書いた付せんをもとに質疑応答。行政との距離感については「行政と民間の間くらいの立ち位置」、収支のバランスについては「イベントで赤字が出ても、他の事業で補填する」など、さまざまな質問に応えた。

 今後は、小布施町の大宮透さん(3月7日)、甲府市の宮川史織さん(同28日)を迎えて開催する予定。岩井さんは「スキルの話はあっても、事実に即したリアルな話はなかなか聞けない。聞くだけで終わらず、参加者、ゲスト、運営側が相互に刺激を受けられる場にしたい」と話す。都市部に比べて地方では、企画の起案や編集、協働を促進させるファシリテーションなどから生み出される価値に対する理解が得られず、人材が集まりにくい現状がある。「地域の中で活動している人、これから活動したい人がつながり、お互いヒントを得られれば」とも。

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