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安曇野のギャラリーカフェでスタンプラリー原画展 店舗イメージした額縁も

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 安曇野で昨年行われたスタンプラリーの原画展「安曇野山麓線スタンプラリーMAP原画展 松下彩とアトリエ宇の額縁」が現在、安曇野・穂高のギャラリーカフェ「月とビスケット.」(安曇野市穂高柏原、TEL 0263-87-7031)で開催されている。

2軒のパン店の絵には食パンの形をした額

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 スタンプラリー企画のパンフレットのために描いた9つの店舗とマップの原画を展示する。店舗の絵は、松下さんが各店を訪れて撮った写真をもとに描いたもの。細かい部分も見てもらおうと、虫眼鏡も用意する。

 それぞれの額は、スタンプラリー企画を立ち上げた「アトリエ宇-sora-」の宇田川隆さんが制作。各店のことを思い浮かべながら木材を選び、原画のコピーを木に当ててくり抜いた。2軒のパン店の絵には食パンの形をした額、「月とビスケット.」には満月のような丸い額に。くり抜いた木片には店名と使った木材の名前を書いた。

 松下さんは、参加店舗の一つ「Forest shoemaker」(北安曇郡松川村)で、夫婦で靴作りをしている。以前、設計事務所に勤務していた頃に展開図や平面図などを手掛けていた経験があり、松下さんの絵を見た宇田川さんが、一昨年、パンフレット用のマップの制作を依頼した。企画は今回が2回目で、「最初の年は、自分が描きたいように描いていたが、今回は地元以外の人にも分かりやすいように考えて描いた」。JRの駅や、千国街道との位置関係や、沢や川の分岐点などに気を付けたという。「スタンプラリーは台紙をなくしがちなので、絶対に捨てられないようなものにしたいと思った」と松下さん。

 スタンプラリーは先月終了。絵の評判も良く、原画展の話が持ち上がった。宇田川さんは「額があったら原画展を開いてもいい、と言われたので作った」と笑う。

 同店の鶴飼友紀さんは「2人とも楽しんで作っていて、遊び心も感じる。企画側もお客さんも両方が楽しめる企画になった」と話す。スタンプラリーで来てくれた人が再度訪れるきっかけにもなっているという。「こうして絵になった自分の店を見るのもうれしい」とも。

 営業時間は、木曜・金曜=10時~16時、土曜=11時~17時。日曜~水曜定休。1月31日まで。

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