古いものと古いもの好きな人が集う「まつもと古市」が12月14日・15日、松本城大手門枡形(ますがた)跡広場(松本市大手3)で開かれる。
各日、16店が出店を予定。市内のカフェが出張する「古市カフェ」は14日=「chez momo(シェモモ)」、15日=「fiddle(フィドル)」が担当し、クリスマスメニューも用意する。15日は、同イベントのフライヤーのイラストを手掛ける真子さんによる「似顔絵屋さん」も。
市内在住の空間演出家・小林響さんがトタン板などを組み合わせて制作する「古市ツリー」も登場。夕方からはライトアップして、クリスマスムードを盛り上げる。実行委員長を務める「古道具 燕(つばくろ)」の北谷英章さんは「今回は、海外のアイテムを扱う店も多いので、クリスマスらしい品ぞろえになると思う」と話す。
「海外ののみの市のような、町や日常に溶け込むようなものにしたい」と2015(平成27)年4月から毎月開催する「古市」。一昨年から12月は2日間開催とし、初日はナイトマーケットとして時間を延長して行っている。「(古市は)今回が57回目。最近は目指していた方向に落ち着いてきた感じはあるが、『ちょっとのぞいてみよう』から『何か面白いものを見つけて買っていこう』へ、もう一歩、古いものの魅力に近づいてもらえれば」と北谷さん。
当日は、クリスマスならではのちょっとした企画やディスプレーなど、各店でも工夫を凝らして「スペシャル」感を演出する。「プレゼントにはもちろん、部屋を飾るアイテムも充実すると思うので、クリスマスに向けて買い物を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は14日=10時~19時、15日=10時~16時。小雨決行。