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松本駅前に「マツモトロフト」 地方初進出、「中央線文化」延長線上に

「音響機器も、ロフトの名に恥じないようなものをそろえた」と上條さん

「音響機器も、ロフトの名に恥じないようなものをそろえた」と上條さん

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 JR松本駅近くの古市ビル4階にトークライブハウス「マツモトロフト」(松本市中央1、TEL 0263-88-6545)が10月6日、オープンした。

 新宿ロフトなど、東京と大阪でライブハウス運営を手掛ける「ロフトプロジェクト」(東京都新宿区)が地方初進出。長年スナックとして営業していた店舗を、天井や床をはがすなどして改装し、メインステージは白と黒の市松模様に仕上げた。代表の上條俊一郎さんは「(市松模様は)新宿ロフトのステージにあやかった」と話す。店舗面積は約24坪。約50人収容可能。

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 平日の昼間はカラオケ、夜はフォーク酒場として生演奏を楽しめる。土曜・日曜・祝日はイベントを開催。アーティストや地元ミュージシャンをピックアップし、ライブやトーク企画を行う。「どういうものが受け入れられるのか試行錯誤しながら、硬軟織り交ぜて、『何か面白いことをやっている』と思ってもらえるような場所にしたい」と上條さん。11月4日には近隣のライブハウスと連携したサーキットイベント「GURUGURU2019」に会場の一つとして参加。11月12日には、世田谷区長の保坂展人さん、工学者の小出裕章さんを迎えたトークライブ「『3・11』から核と原発の100年後を考える」を開く。

 上條さんは松本県ケ丘高校を卒業後、1969(昭和44)年、日本大学芸術学部に進学。アルバイトをきっかけに音楽業界に進み、デビュー間もない「はっぴぃえんど」の運転手や、故高田渡さんらのマネジャーを務めた。その後も、音楽イベントの企画などを手掛けていたが、1998(平成10)年、体調を崩して帰郷。しばらく業界から離れていたが、再び地元ミュージシャンのプロデュースなどに携わるようになった。

 今年5月、アコースティック系のライブハウスを開きたいと、40年以上の付き合いだというロフトの創業者・平野悠さんに相談。資金援助は断られたが、話をしているうちに平野さんが「松本にロフトがあったら面白いんじゃないか」と言い出したという。「まさか『ロフト』の話になるなんて思いもしなかった」と上條さん。結果、共同出資してオープンすることになった。

 ロフトの第1号店となるジャズ喫茶がオープンしたのは1971(昭和46)年3月、場所は東京・京王線の千歳烏山駅近くだった。その後、西荻窪、荻窪、新宿と「中央線文化」と呼ばれる地域を中心に発展してきたという歴史がある。上條さんは「その延長線上に松本があると考えれば面白い。地方版のロフトは初めてなので、何とか成功させたい」と意気込む。

 営業時間は、平日11時~16時(カラオケ)、18時30分~23時(フォーク酒場)。土曜・日曜・祝日はイベントデー。

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