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「安曇野スタイル」開幕 アート&クラフト楽しむ158会場、15周年企画も

本や雑貨を扱う「acorn」。地元の人や遠方から訪れた人が会話を交わす様子も

本や雑貨を扱う「acorn」。地元の人や遠方から訪れた人が会話を交わす様子も

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 安曇野エリアの工房・ギャラリー・飲食店などが安曇野の文化を発信するイベント「安曇野スタイル2019」が現在、安曇野市内を中心に158会場で開催されている。

国指定重要文化財・曽根原家住宅でも展示やイベントを開催

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 今年で15回目となる同イベント。安曇野市内を中心に、ギャラリーや美術館、工房、飲食店、宿泊施設など158会場で、工房の公開や作品展示、ワークショップや期間限定メニューの提供などを行う。今年は15周年記念特別企画として、「15」を共通テーマにした作品や特典を各店で用意。初日の11月1日には、「15周年スペシャルおもてなしツアー」も開催した。

 本や雑貨を扱う「acorn(エーコーン)」(安曇野市穂高有明)では、セレクトしたアイテムを詰めた「1,500円セット」を用意。地元の人や遠方から訪れた人が本を手に取ったり、服を試着したりしながら、会話が弾んでいた。

 カフェギャラリー「凡凡舎(ぼんぼんしゃ)」(穂高牧)では、期間中に「高地善之&降幡好華二人展」を開催。降幡さんの高校時代の美術の先生という高地さんは、焼き締めの作品が中心。降幡さんは、虫や草花など、小さい生き物を繊細なタッチで描いた水彩画を出品する。

 穂高駅前の「クラフトショップ安曇野」は、県内で最も古い民家とされる、国指定重要文化財・曽根原家住宅(穂高有明)を会場に、展示のほか、インスタレーションやライブなどのイベントも実施。1日には、趣のある土間で、古流聖心会による生け花の実演に合わせて、和太鼓やジャンベの演奏が行われた。

 「安曇野の魅力を多くの方にもっと知ってもらいたい」という思いから、ものづくりや観光業などに携わる女性6人が2004(平成16)年に始めたイベント。安曇野で暮らす人、訪れる人が交わることで輪が広がり、現在は若手のメンバーが中心となって活動を行っている。代表の増井裕壽さんは、「15周年ということもあり、今年は多くの方に参加・協賛をいただいた」と話す。

 期間中は、ガイドブックで指定したフォトポイントや道祖神を撮影して見せるとプレゼントがもらえる「ずくロゲ」(プレゼントの交換は2日・4日)や、安曇野市豊科飲食店組合とのコラボ企画「安曇野グルメパスポート」(11月15日まで)も。「爽やかな秋の安曇野を、ガイドブックを手に、いろいろ巡ってもらえれば」と増井さんは呼び掛ける。

 11月4日まで。

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