健康・医療産業について学ぶ「第9回世界健康首都会議」が10月16日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で始まった。
「健康寿命延伸都市・松本」の創造プロジェクトを推進する松本市が、国内外に向けた「健康」についての情報の集積と発信のために2011(平成23)年から開催。今年は「『食』と『運動』~健やかに みんなで つながる~」をテーマに、産学官が連携し、健康関連産業が支える「持続可能なまちづくり」について考え、健康について学び、世界に向けて情報を発信する。
初日の基調講演には、スポーツ庁の鈴木大地長官が登壇した。開催中のラグビーワールドカップや、以前、同庁が刊行した「まんが スポーツで地域活性化」で松本山雅FCを取り上げたことなどにも触れながら、スポーツを生かした健康や地域づくりについての施策を説明。成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%まで向上させる目標を掲げ、特に「仕事や家事が忙しい」とスポーツをしない世代に向け、普段の生活に「歩く」習慣を取り入れるプロジェクトなどを紹介した。
中央体育館では、50を超える企業・団体が製品やサービスを展示・販売。自動アシスト四輪自動車の試乗やセルフ健康チェックなど試食や実演を行うブースもあり、訪れた人が興味深そうに眺めていた。
17日は、ブース出展や事例発表、パネルディスカッションなどを行う。松本市と交流協定を結び人事交流などを行っている札幌市・鹿児島市とコラボしたオリジナルの健康弁当「三都市クロス健康弁当」(890円)の販売(11時~、数量限定)のほか、ヨガや凍り豆腐を使った料理教室なども開く。
開催時間(17日)は10時~16時。入場無料。問い合わせは市商工観光部健康産業企業立地課(TEL 0263-34-3296)まで。