フランスのブロカント雑貨とアクセサリーを中心に扱う「neuf.(ヌフポワン)」(TEL 050-5362-6068)が8月24日、松本・大手の日本料理「ヒカリヤ ヒガシ」向かいの「イーストタウン」(松本市大手4)1階にオープンした。
店舗面積は約5坪。フランスをメインに、古道具やビンテージアイテム、食器、アクセサリーなどを用意する。キューブ型のビンテージのコーヒーミルは、プジョー社の「PEUGINOX(プジノックス)」で、1950年~60年代のもの。フランス製の紙のお香は3種類で、火をサッとくぐらせて使う。
アクセサリーは、大ぶりのイヤリングなどビンテージのほかに、ハンドメードのものも。店主の種山千紗さんは「買い付けは自身で行っているため、お客さんの声も聞きながらアイテムを増やしていきたい」と話す。
種山さんは塩尻市出身。東京で映像編集の仕事をしていたが、「一度、海外へ行きたい」と2014(平成26)年に渡仏。語学学校へ通いながら、アクセサリーのアトリエでアシスタントとして働き、現地の古道具市などで見つけたものを友人とネット販売していたという。「フランスに行くことを決めたときには、何となく自分の店を開きたいという思いがあった」と振り返る。
昨秋、一時帰国した際に松本商工会議所が開いている「創業スクール」に参加。「それまでは漠然としたイメージだった『店を持つ』ことが現実味を帯びた。スクールでできた仲間の存在が背中を押してくれた」。今年5月に帰国し、ネットショップを運営しながら、「まつもと古市」にも出店するなどして、実店舗の準備を進めてきた。
「イーストタウン」はいくつかの区画が並び、開店準備中も含めて個人店が軒を連ねる。「思い描いていたような広さで、ちょうどいい物件に出合えた」と種山さん。「松本は、古いものや一点ものが好きという人が多い気がする。日常に一つ足すだけで気分がアップするようなものを紹介したい」と話す。
営業時間は11時~18時30分。水曜定休。