インテリアショップ「Omnibus(オムニバス)」(松本市大手2、TEL 0263-88-2982)が松本・大手の女鳥羽川沿いにオープンして1カ月が過ぎた。
今年3月に閉店したセレクトショップ「マザームーン」の跡で、店舗面積は約20坪。机や椅子、棚、照明、テーブルウェアやファブリックなど、アンティークをメインに新旧問わず扱う。
食器類は、オールドバカラや1800年代のアンティークの皿から、手頃な価格のカップ&ソーサ―なども用意。ランプシェードは、アンティーク風の新品で手頃な価格のものをそろえる。オーナーの山田照久さんは「一つあるだけで部屋の雰囲気が変わるような、ちょっと気の利いたものを提供したい」と話す。
同店は、2016(平成28)年3月にオープンした六九商店街にあるセレクトショップ「monbus(モンバス)」(同)の姉妹店。「モンバスではスペースの関係で家具などは置けなかったが、もっと幅広く生活全体のアイテムを扱いたいとオープン当初からずっと考えていた」と山田さん。徒歩1分という近い距離に物件が空いたことから出店を決めた。「モンバス」は、これまで扱っていた食器類を「オムニバス」に移し、生活雑貨や服飾雑貨に特化。各店の特色を生かしたアイテム構成で、商品の充実を図る。
どちらの店もテーマにしているのは「ものの先にある豊かさ」。「ヨーロッパには、ものを大切に長く使い続ける文化がある」と山田さん。「長い時を経て大切にされてきたものを日々の生活に取り入れることで、暮らしを、気持ちを豊かにしてくれる。そんなアイテムを紹介できれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。