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松本市が「景観賞」「景観フォトエッセイ」募集 魅力ある風景「気軽に教えて」

市役所本庁舎・東庁舎の渡り廊下で行われているパネル展示。来月、JR松本駅東西自由通路でも開催予定

市役所本庁舎・東庁舎の渡り廊下で行われているパネル展示。来月、JR松本駅東西自由通路でも開催予定

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 松本市は、魅力ある地域の景観に貢献している建築物や広告物、市民活動を表彰する「第31回松本市景観賞」と、風景や街並みを伝える写真とエッセー「第2回景観フォトエッセイ」を現在、募集している。

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 「松本市景観賞」は4部門での募集。住宅や事務所のほか、屋外広告物、街路灯など「建築・工作物部門」、道路、河川、公園など「オープンスペース部門」、ワークショップや勉強会など「まちづくり活動部門」、建物群など「まちなみ部門」を設ける。いずれも自薦・他薦は問わない。応募締め切りは7月31日。受賞作品は11月ごろに発表し、来年1月開催予定の「景観シンポジウム」で表彰する。

 景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観形成に向けた市民のまちづくり活動の推進を目指して1989(平成元)年にスタートし、これまでの応募総数は821件、受賞作品数は254件。昨年度は、「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」ツアーを通した街並み・景観の普及啓発活動が、「まちづくり活動部門」から初めて最優秀景観賞に選ばれた。

 「景観フォトエッセイ」は松本の魅力と感じる風景の写真3枚以下と、30文字以内のタイトル、魅力を感じる理由や、景観をつくり、守っている人への励ましの言葉などを100~200文字でつづる。応募締め切りは9月30日。応募作品はホームページなどで公開する。

 2017(平成29)年6月に、「松本市景観賞」のスピンオフ企画として「松本の風景を伝える街歩きエッセイ講座」を企画。参加者が作成したエッセーをホームページなどで紹介していたが、昨年から広く募るようになった。市建設部都市政策課の小林一成さんは「さまざまな季節の風景を伝えていきたい。日常生活で『何かいいな』と思うものを応募してもらえれば」と話す。

 3回目となる「街歩きエッセイ講座」は6月22日に開催。午前中は街を歩いて写真撮影を行い、昼食を挟んだ後、午後は文章を書く。参加無料。現在、参加者を募集している。

 「当たり前のようにある何気ない風景は、なくなるときに初めて意識する。そういう風景に普段からスポットを当てる機会になれば」と小林さん。「いいな、と思っているものをほかの人にも紹介するような気持ちで、気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせは市都市政策課(TEL 0263-34-3015)まで。現在、市役所本庁舎・東庁舎の渡り廊下で景観賞と景観フォトエッセーのパネル展示を行っている。6月21日まで。

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