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松本・駅前大通り沿いにワイン&料理「アカリエ」 アートや文化と結び付きを

白い壁や黒板も皆で塗り、作り上げてきた店内

白い壁や黒板も皆で塗り、作り上げてきた店内

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 ワインとワインに合わせた料理を中心に提供する「Akarié(アカリエ)」(松本市深志2)が5月1日、松本・駅前大通り沿いにオープンした。

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 店舗面積は約14坪。席数はカウンター、テーブル合わせて20席。外観や店内のアクセントにはスモーキーブルーを使用。入り口やトイレなどはユニバーサルデザインで段差をなくした。オーナーソムリエシェフの柳澤明里さんは「どんな方にも利用しやすい店づくりを意識した。自分たちが高齢になるまで、長く続けていきたい」と笑顔を見せる。

 ワインはフランス産を中心に、手頃なチリ産のほか、県内産もそろえる。グラスは500円から、ボトルは2,000円台から。ほかに、ビールやカクテル、サングリアなども用意する。

 ディナーメニューは、旬の食材やジビエなどを提供する。「おまかせ前菜盛り合わせ」(500円~)をはじめ、現在は「ツナと新玉ねぎのキッシュ」(400円)や「ホタテとアスパラのエシュレバターソース」(900円)、「すわ美豚(びとん)のグリル自家製みそソース」、「鹿モモ肉の赤ワイン煮込み」(以上1,500円)など。

 ランチメニューは、肉や魚、パスタなど4種類のセットメニューを用意。「ローストビーフ&信州福味鶏ハムのサラダプレート」(1,000円、パン、スープ付き)は自家製で、しっとりとした食感に仕上げた。「昼もお酒が飲めるので、ゆっくり楽しんでもらえれば」と柳澤さん。

 柳澤さんは30年近く、松本駅周辺の飲食店に携わってきた。フレンチ、地中海、アジアなど幅広い料理の経験を持ち、2005年にはソムリエの資格も取得。「信州ワインサミット」などのイベントにも関わってきた。10年前に出産して育児に専念してきたが、周囲の友人からの後押しもあり、子育てと両立しながら無理のない範囲で仕事を始めることにしたという。「周りの人の支えがあって開業できた。準備を手伝ってくれたり、オープンしたことをSNSなどで拡散してくれたり、本当にありがたい」

 芸術や文化の要素も取り入れ、「ガストロノミック(美食学)」を意識した店にしたいという。「難しい話ではなく、今年の野菜はどうとかいうことも含めて、食べたり飲んだりするだけではなく、もっといろいろなことを楽しめるようにしたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時、18時~21時(金曜・土曜のみ)。日曜、月1回月曜定休。

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