5月25日・26日にあがたの森公園で開催される「クラフトフェアまつもと2019」に合わせて、松本中心市街地で多彩なイベントが行われる。
信毎メディアガーデン(松本市中央2)では、商店主と作家らが「工芸の街」の魅力を伝える企画「商店と工芸」を開催。「五月の宵祭」(24日・25日15時~21時)は露店が並ぶほか、ワークショップや実演、松本の伝統工芸品「お神酒の口」を製作する矢澤商店の千野恵利子さんを迎えたトークイベント(25日19時~)も行う。「御使者宿(おししゃやど)市」(25日10時~16時、26日10時~15時)は工芸、クラフト、農産物などのほか、松本市内の飲食店がスイーツやドリンクなどを用意する。
池上邸の蔵(中央3)では「古道具『草の音』と額縁『タクラマカン』」(24日~26日10時~17時)。伊那市内で花や器、古道具を販売する「草の音」がセレクトしたアイテムと、中川村で古材から額縁を製作している「タクラマカン」の額縁を展示する。
六九商店街では「六九クラフトストリート」(24日~26日)が行われる。今年のテーマは「すぐそばの工芸・考」で、暮らしのそばにある食器や道具、さらに住む町にも着目。通り沿いの7店舗を会場に、全国各地のギャラリーがセレクトした作品が並ぶ。
イオンモール松本(中央4)の空庭屋外・やまびこ広場では、昨年に続いて「クラフトスクエア」(25日10時~18時、26日10時~17時)。展示販売のほか、ワークショップや実演も含め47ブースが出店する。
先月オープンした「栞日(しおりび)分室」(大手5)では、企画展「てのひらに」(9時~18時、26日まで)を開催。クラフトフェアとクラフトスクエアに出展する21人の作家が「てのひらに」をテーマに制作した作品を展示する。
25日・26日は「バスDAYまつもと」として、市街地巡りに便利な特別バス「まちなか回遊バス」「松本民芸館シャトル便」を運行。乗車1回の上限を200円とし、市内の施設の割引特典が付く1日乗車券も500円で販売する。26日は「松本ノーマイカーデー」を実施。大名町通り、中町通り、緑町通り、縄手通り、高砂通りは自動車通行止め(大名町通りと中町通りはバスのみ運行)になる。
同フェアの開催時間は、25日=11時~17時、26日=9時~17時。実行委員会は、公共交通機関での来場と暑さ対策を呼び掛ける。