飲み歩き横丁「松本つなぐ横丁(よこちょう)」が3月28日、松本バスターミナル隣の「アルピコプラザホテル」(松本市深志1)1階にオープンした。
串物や揚げ物をはじめ、ラーメンや鍋など和洋中、多彩な12店が県内外から出店する。県外は、「せんべろ風土」「博多鉄八」(以上福岡県)、「シハチ水産北海道酒場」(北海道)、「歩成 松本横丁店」(山梨県)、県内は、「信州ゴールデン酒場」「信州餃子(ギョーザ)楼」「天ぷらダイニング天晴(あっぱれ)」「横丁のてっぺん」「タコとハイボール 横丁店」「やきとり番長」「ミート&ワイン」「串かつ夢屋」。
エリア面積は約400平方メートル。各店舗は6坪~8坪で、席数は25~30席。店舗間に壁を作らず、通路もあえて広くはせずに、一体感を演出。短冊メニューやちょうちんを用いて、レトロな雰囲気に仕上げた。運営する「つなぐ」(塩尻市広丘野村)の亀原和成社長は、「人と人との距離を近くすることで、良いコミュニケーションが生まれる。おなかだけではなく、心も満たされるような空間づくりを意識した。各店、特徴あるメニューを用意しているのではしごして、食べ歩き・飲み歩きを楽しんでほしい」と話す。
同社は、「焼きたて屋」を展開する「かめや」(諏訪郡原村)や、飲食店サービスやサポートを展開する「G-FACTORY」(東京都新宿区)などが今年2月に設立。「人と人、地域と地域とつなぎ活気を生み出す」を理念とする「つなぐ横丁プロジェクト」の全国展開を目指す。「観光客には県内の、地元の人には県外のおいしいものを食べてほしい。地方と地方をつなぐことができる場になれば」と亀原社長。横丁という形態で集客面の負担を減らすとともに元手が少なくても出店しやすい仕組みづくりを行い、若手の参入も促す。
28日にはオープニングセレモニーが行われた。亀原社長に続いて、12店の代表があいさつ。「県内外の人たちが訪れる活気ある横丁として、皆で盛り上げたい」という意気込みを語った。テープカットの後には鏡開きを行い、早速訪れた客たちに振る舞った。
営業時間は17時~24時。第2・第4火曜定休。