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安曇野のコワーキングスペースが「ワーケーション」提唱 チケット利用でサービス

利用を呼び掛ける鶴飼さん(写真左)、篠原さん(写真中央)、吉田さん

利用を呼び掛ける鶴飼さん(写真左)、篠原さん(写真中央)、吉田さん

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 安曇野市内の3つのコワーキングスペースが、休暇と仕事を両立させる働き方「ワーケーション」を提唱するサービス「Work plus(ワークプラス)Azumino」の提供を開始した。

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 「ワーケーション」は、「WORK(ワーク)」と「VACATION(バケーション)」を組み合わせた造語。「北アルプスワークサイト」(安曇野市穂高柏原)の鶴飼博将さん、「シェアハウス高橋」(穂高北穂高)の吉田美穂さん、「Azumino Coworking」(堀金烏川)の篠原寛行さんが中心となり、テレワークやリモートワークが拡大する中、「安曇野の環境を生かしてワーケーション先進地域に」と企画した。「地元の人からすると普通のことが、移住者からすると魅力になることもある。各々でやるよりも、連携したほうが客観的に捉えることができ、効果も上がると思った」と篠原さん。

 コワーキングスペースの1日利用券に、各スペースが提供するアクティビティーが付いたチケット「+TICKET」を1,500円で販売する。「Azumino Coworking」ではランニングコース指南またはJellyパーティー1回無料、「シェアハウス高橋」ではお茶会体験または高橋節郎美術館入場券(4月以降)、「北アルプスワークサイト」では温泉入浴券がアクティビティーとして付く。
 2016年3月に東京から家族4人で移住した鶴飼さんは、「首都圏のIT業界で働く人の移住先の選択肢として安曇野が入ってくるようになれば。都会過ぎず、田舎過ぎずというところが安曇野の良さだと感じている」。吉田さんは「移住希望者にとって働く場所は大きな問題。働き方の提案などもしていければ」と話す。

 周辺の飲食店や宿泊施設などにも呼び掛け、賛同店としてサービスを用意。ヨガやおやき作り、スノーシューやスノーモービルの体験なども紹介する。今後は賛同店を増やし、3つのコワーキングスペースの共通チケットなども企画したいという。篠原さんは「県外の人や海外の人が集まって新たなサービスや事業ができたり、子育てが一段落したお母さんなど地元の人が利用することで交流が生まれたり、さまざまな可能性が広がる場にしていきたい」と意欲を見せる。

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