松本市近郊の商店主と作家らが現在、「工芸の街」の魅力を伝える企画「商店と工芸」への出展者を募集している。
毎年4月末から展開される月間イベント「工芸の五月」の一環で、今年で7年目となる企画。工芸、クラフト作品の展示販売を中心とする「御使者宿(おししゃやど)市」と展示販売に加えて実演や飲食ブースも並ぶ「五月の宵祭」への出展者を募集する。会場は昨年同様、「信毎メディアガーデン」(松本市中央2)の屋外広場・スクエアで、開催期間は5月24日15時~21時、25日10時~21時、26日10時~16時。
対象は、松本市近郊で工芸品や農産物加工品などを手掛ける個人や工房、地元食材を扱う飲食店など。出展者には、間口190センチ、奥行き120センチ、高さ220センチの専用ブースを貸し出す。キッチンカーでの出店も可能。出展料は、物販の場合24日=5,000円、25日=1万円、26日=5,000円、飲食の場合24日=1万円、25日=1万5,000円、26日=5,000円。いずれも別途電気使用料がかかる。
これまでは、実行委員会事務局が声を掛けて出展者を決めていたが、より幅広い分野の魅力を伝えたいと初めて公募することにした。事務局の村山人形店(同)の村山謙介さんは「什器(じゅうき)などはこちらで用意するので、これまでイベントに出展したことない人でも気軽に参加できると思う」と話す。
2014年、本町商店街振興組合の本町ルネサンス倶楽部(くらぶ)が主催した「五月の宵祭」は当初、1年だけの予定だったという。「クラフトフェアの来場者だけではなく出展者も楽しめるイベントとして好評で続けてきた。当初からイメージしていたサロンのような場として定着してきている」と村山さん。「市外、県外から訪れた人に松本らしいものを体感してもらいたい。地域の魅力を伝えたいという人に参加してもらえれば」と呼び掛ける。
ホームページから申込書をダウンロードできる。締め切りは1月18日。