健康・医療産業について学ぶ「第8回世界健康首都会議」が11月8日・9日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で開かれる。
「健康寿命延伸都市・松本」の創造を目指す松本市の取り組みの一環として、2011年から毎年開催している。産学官が連携して健康について学ぶとともに、健康関連産業が支える持続可能なまちづくりについて考え、世界に向けて情報発信する。今年は「気づきと学びが未来を変える」をテーマに、講演やセミナー、パネルディスカッションなどを展開する。
7日はプレイベントとして、乗れるロボット「RODEM(ロデム)」の紹介・試乗体験がイオンモール松本(中央4)で開催された。「RODEM」は座面が昇降するため、椅子やベッドからの移動がスムーズにできる。前半は介護事業者など企業向け、後半は一般向けに、説明とモール内での試乗を行った。市商工観光部健康産業・企業立地課の宮澤正起課長補佐は「今年8月には滋賀県の病院に初導入された。まずはどういうものか知ってもらう場になれば」と話す。
8日の基調講演「遊び心とテクノロジーで 人生はもっと幸せになる」「ヘルシー・ライフスタイル ~生活習慣を変える イギリスの取組み」では、海外の事例を紹介。ものづくり企業講演「人・街・時代の力になる。~ロボットが『あたりまえ』になる社会を~」では、「RODEM」を開発・販売する「テムザック」(福岡県)の高本陽一社長が登壇する。
9日は、高齢社会の医療や口内環境についての事例報告や健康先進都市ゼミナールの報告のほか、パネルディスカッション「気づきと学びが未来を変える」などを行う。松本大学の学生と、王滝、中島屋降籏米穀、松本ヘルス・ラボが計画段階からコラボした「彩食健美(さいしょくけんび)弁当」(890円)も250食限定で販売する。
開催時間は、8日=12時~18時、9日=9時30分~16時。入場無料。問い合わせは市商工観光部健康産業・企業立地課(TEL 0263-34-3296)まで。