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松本・庄内の老舗茶屋がオリジナルソフト 「ほうじ茶を飲んでいるような味」に

店内に新たに設けた提供スペースでお茶を入れる丸山さん

店内に新たに設けた提供スペースでお茶を入れる丸山さん

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 松本・庄内の老舗茶屋「伊勢の園本店」(松本市庄内3、TEL 0263-27-8220)が、オリジナルのほうじ茶や抹茶を使ったソフトクリームの提供を始めた。

 「ほうじ茶ソフト匠(たくみ)」と「特上抹茶ソフト極(きわみ)」の2種類で各400円。ほうじ茶は、自家焙煎(ばいせん)しているものを使っている。専務の丸山英勇さんは「詳しい製法は企業秘密だが、ほうじ茶の味と香りをしっかり出すのに苦労した」と話す。抹茶もお茶の味をより感じてもらえるようにと、濃厚に仕上げた。

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 長野県はお茶請けに漬物を出すことでも知られるが、主に緑茶が飲まれている。「緑茶になじみがある人が多いが、うちではずっとほうじ茶にこだわり、店内で焙煎してきた」と丸山さん。ほうじ茶を使ったスイーツを考えたときに、ソフトクリームが浮かんだという。「作るなら、自分自身が納得できる本格的なものを」と、京都をはじめ各地のほうじ茶ソフトクリームを研究。香りや色、甘さを強く感じるものが多い中で、「ほうじ茶そのものの味」にこだわった。

 同社は1861(文久元)年、松本で創業。丸山さんの父で4代目の社長・英二郎さんが「あんこがたっぷり詰まったどら焼きを食べたい」とレシピを開発した四角いどら焼き「枡(ます)どらやき」をきっかけに、スイーツも手掛けるようになった。

 9月に店内で提供できるようなスペースを設け、先月から販売を開始。「ほうじ茶を飲んでいるみたいな味」と言われることも多いという。今後は、工房を増設してほかの商品も展開する予定。「ほうじ茶スイーツをメインに、よりお茶に親しんでもらえるような商品を考えていければ」と丸山さん。

 営業時間は10時~18時。