第42回全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」が8月7日、開幕した。
全国高校総合文化祭は、各都道府県を代表する高校生が舞台発表や美術作品の展示を行う文化の祭典で「文化部のインターハイ」とも呼ばれている。1977(昭和52)年に始まり、長野県では初開催。「みすずかる信濃に若木は競い森を深める 山脈渡る風に種子を広げて」をテーマに、県内17市町の会場、19の規定部門と長野県独自開催となる9の協賛部門で、高校生が日頃の成果を披露する。
7日は、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で総合開会式が開かれ、その後、中心市街地でパレードが行われた。マーチングバンドやバトントワリングなど57団体、約2100人が参加。Mウイング前でテープカットを行った後、松商学園高校を先頭に、松本城まで約900メートルを行進した。軽快な演奏がパレードを盛り上げ、バトンのほか、旗や花輪を使った演技に、沿道からは大きな拍手と歓声が上がった。開会式に続いて、秋篠宮ご夫妻もパレードを観覧され、高校生たちの様子に拍手を送られていた。
同祭は11日まで。約2万人が参加を予定する。広域松本圏では、吹奏楽(9日・10日、キッセイ文化ホール)、日本音楽(10日・11日、レザンホール)、書道(7日~11日、松本市美術館)、写真(7日~11日、豊科近代美術館、豊科交流学習センター)、囲碁(7日・8日、黒部観光ホテル)、特別支援学校(8日~10日、松本大学)が行われる。