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松本・中町にコーヒー&チョコレート専門店「&s」 工房併設、素材を生かす

店内はコンクリート打ちっぱなしでスタイリッシュな雰囲気

店内はコンクリート打ちっぱなしでスタイリッシュな雰囲気

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 松本・中町にコーヒー&チョコレート専門店「&s(アンドエス)」(松本市中央2)が2月10日、オープンした。

2階はチョコレート工房

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 中町通りの「NAKAMACHI CAFE」(中央3)などを手掛けるスマイラル・カンパニー(同)が運営。自家焙煎(ばいせん)するコーヒーや、2階の工房で製造するチョコレートを販売する直売所として営業する。店舗面積は約9坪。

 コーヒーは8種類で、ブレンド(100グラム650円)のほか、世界各国から仕入れたスペシャリティーコーヒーを用意する。ドリンクメニューはドリップコーヒーやカフェラテ(450円)、エスプレッソ(400円)、チョコレートドリンクにエスプレッソを入れた「チョコプレッソ」(500円)など。店内にカウンター2席を設けるが、主にテークアウトで提供する。

 チョコレートはカカオ豆を仕入れ、焙煎・粉砕から板チョコレートになるまでの全ての工程を一つの工房で行う「Bean to Bar」。店長の佐野和貴さんは「カカオ豆は国によってかなり違う。砕いて砂糖を加えて練り上げるというチョコレート本来の製造方法で作っているので、素材の味をダイレクトに感じられる」と話す。砂糖はてんさい糖を使用。原材料国ごとに、ガーナ(800円)、タンザニア、ベトナム(以上980円)など5種類ほどを展開する。

 佐野さんは松本市出身。東京で8年ほど、自ら焙煎したコーヒー豆を卸す仕事をしていた。「NAKAMACHI CAFE」にも豆を卸しており、「いつか松本に戻りたいという気持ちはあった。ちょうどタイミングが合い、出店することになった」と話す。東京にいたころから「Bean to Bar」についても興味を持ち、勉強をしていたという。「チョコレートはコーヒーと似ている部分も多い。東京では扱う店も増えてきたが、松本ではまだ少ないので、本格的に始めることにした」

 パッケージには「MADE IN MATSUMOTO」の文字と、それぞれの国旗をモチーフに、コーヒー豆には蔵、チョコレートには手まりが描かれている。「ここで作っていることや、どのようにして作られているのかを知ってほしい」と佐野さん。今後は、卸にも力を入れ、地元の農産物やみそ、地酒などとのコラボもしていきたいと意気込む。「原産地の子どもたちは、カカオ豆がどこでどうなっているのかを知らない。いつか松本で作られた商品を届けることができれば」とも。

 営業時間は11時~18時。木曜定休。

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