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松本・中町に「NAKAMACHIカフェ」 こだわりのコーヒー&パンケーキ

「以前は漬物工場だったというと驚かれる」という店内

「以前は漬物工場だったというと驚かれる」という店内

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 松本・中町通りに9月19日、カフェ「NAKAMACHI CAFE」(松本市中央3、TEL 0263-50-6069)がオープンした。

吹き抜けから1階を眺める

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 店舗面積は約50坪。1階と2階で分煙し、席数は合わせて40席。ベビーカーやトランクなどを動かしやすいように席はゆったりと配置し、Wi-Fi環境も完備。内装は落ち着いた雰囲気に仕上げた。「松本で最も人通りが多い場所だと思う。地元の人も観光客もくつろげる場所にしたい」と店主の永野崇さん。

 世界に流通するうちの5%しかないという貴重なコーヒー豆を使い、新豆・シングルオリジンにこだわった「スペシャリティーコーヒー」は1杯ずつハンドドリップで提供。2~3週間で入れ替えながら、常時4種類を600円前後で用意する。「豆はどこにも負けないくらいの自信がある。質はもちろん、作られている環境も含めて、『意味のあるコーヒー』だと感じてもらえれば」。ほかに、「CITYオーガニックコーヒー」(400円)や、カプチーノ(450円)、ジュースやアルコールなどもそろえる。

 フードメニューは、「NAKAMACHI DOG」(500円)、「BLT」(600円)などバゲットやサンドイッチを5~6種類用意。300円追加でサラダとポテトが付くセットにもできる。注文を受けてから生地を作って焼き上げるパンケーキはスフレタイプ。「カナダメープル」(750円)、「ミックスベリー」(850円)、「ビターチョコレート」(900円)のほか、甘くない食事系も。

 永野さんは安曇野出身。東京の専門学校を卒業後、パティシエとして働いたり、カフェに勤めたりして経験を積んだ。「10年過ごした東京で出店しようと考えた時期もあったが、『ここで自分がやる意味があるのか』と自問自答した」と振り返る。その後、青森のカフェで2年間働きながら、地域経済についても学んだという。「地方でやることに意味があると感じ、やるなら『松本にない店』をつくろうと決めた」

 蔵造りの商店街という場所で、「ずっとここで商売している先輩方の話を聞いたり、自分も若者目線で意見を言ったりしながら、良い関係を築けている」と永野さん。「老若男女問わず、多くの人が集う場所にしていきたい。もっと中町を盛り上げていければ」と力を込める。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は9時~)。木曜定休。

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