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松本で「水彩画or複製画?」 イラストレーター・成瀬洋平さん展示企画で

「ぜひ皆さんに挑戦してほしい」と鈴木さん(写真左)と藤原さん

「ぜひ皆さんに挑戦してほしい」と鈴木さん(写真左)と藤原さん

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 松本・中町の「蔵シック館」(松本市中央2)で7月22日、「成瀬洋平水彩画×藤原印刷複製画WONDERING IN NORTHERN ALPS 北アルプスの風景『ホンモノはどっちだ?』」が開催される。

 イラストレーター・ライターの成瀬さんは、岐阜県中津川市在住。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現し、山岳雑誌などを中心に活動している。同展は現在、長野市のギャラリー「からこる坐(ざ)」で開催中。同館では1日だけの巡回展として行われ、北アルプスを描いた作品20点と、複製画1点を展示する。

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 藤原印刷(新橋)が、複製画の制作と企画を担当。1億画素のカメラを導入してデータ保存から印刷まで一貫して対応が可能になったことから、原画を取り込み、印刷と調整を繰り返し、どこまで再現できるかを徹底的に追求した。同社プリプレス部出力課のプリンティングディレクター・鈴木利行さんは「機械に入れる前のデータが重要。どんな紙に印刷するかによってデータが違ってくるので、紙を決めて逆算して作っていく。データ作りの強みを打ち出すことができれば」と話す。

 絵画販売の際に、複製画があることで選択の幅を広げることが狙い。「ポストカードでは物足りない、でも原画は敷居が高い、という人に満足してもらえるものになると思う」と同社経営企画室の藤原隆充さん。「複製画があることで、逆に原画にも価値を持たせることができる。将来的には、企業や飲食店などの絵画レンタルなどにも利用できるのではないか」とも。

 成瀬さんと鈴木さんがロッククライミングを通じて知り合い、意気投合。企画を提案すると快諾してくれたという。展示する複製画は1点のみだが、当日はほかの作品の複製画の注文も受け付ける。「原画に比べてリーズナブルで、気軽に手元に置いてもらえる。これをきっかけに普段の生活でも絵を楽しんでもらえればうれしいし、自分にとっては原画を手元に置いておけるという点でもありがたい」と成瀬さん。

 当日は、どちらが「ホンモノ」かを当てるとポストカードを進呈する。「(出来については)皆さんの目で確かめてもらえれば」と鈴木さんは自信を見せる。

 開催時間は10時~17時。入場無料。成瀬さんの水彩画教室も開く。13時~16時、参加費3,000円、定員15人、要予約。申し込み・問い合わせは同社(TEL 0263-33-5092)まで。

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