まつもと市民芸術館(松本市深志3)で7月21日から始まる演劇とサーカス、音楽が融合する舞台「空中キャバレー2017」に合わせて現在、市内の飲食店や雑貨店12店が関連企画「街中キャバレー」を展開している。
「TOCA by lifart...(トーカ バイ リファート)」のキャンドル
2011年から隔年で公演を行う同舞台は今回が3回目。同館の串田和美芸術監督が構成・演出を、アコーディオン奏者のcobaさんが音楽を担当。吉野圭吾さん、高田聖子さんをゲストに迎え、国内外のパフォーマーがサーカス技を披露する。間近で演技を見ることができたり、一緒に参加する場面があったりと、出演者と観客が一体感を得られる作品で、公演日には連日、マルシェも開く。
「街ぐるみで公演を盛り上げよう」と上演に先駆けてスタートした同企画。期間中は各店が個性豊かな特製メニューや限定商品を提供する。縄手通りの雑貨店「TOCA by lifart...(トーカ バイ リファート)」(大手4)では、ホーローカップに詰めたオリジナルの香りのフレグランスキャンドル(1,500円)を制作。駅前大通り沿いのコーヒースタンド「High-Five(ハイファイブ)」(深志3)では、マチュピチュ遺跡のある地域で栽培されているコーヒーを使った「空中都市『マチュピチュ』のコーヒー」(500円)を提供する。
市内のバー8店舗では「劇場とカクテル」を展開。日本バーテンダー協会長野支部が同公演をイメージして開発した「空中カクテル」をオーダーすると、限定コースターを進呈する。
7月16日には、市内23カ所の路上で33組のパフォーマーが多彩なパフォーマンスを繰り広げる「まつもと街なか大道芸」も行われる。同館広報・安江正之さんは「公演と合わせてさまざまな街中企画も楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
公演日は7月21日~30日(24日は休演)。チケット料金は、一般前売り=5,500円、当日=6,000円、U25=2,500円、U15=1,000円。「街中キャバレー」と「劇場とカクテル」は7月30日まで。