塩尻市が特産のレタスを使い、市のオリジナルブランド商品として開発した「レタスアイスクリーム」の販売が8月3日より、「チロルの森」(塩尻市大字北小野)で始まった。
レタスアイスクリームは、4月から同市のオリジナルブランドを開発するために設けられた「ブランド推進室」から生まれた商品の第1号。乳製品製造販売の第3セクター「信州ファーム」(塩尻市北小野)と共同開発で商品化された。塩尻市洗馬岩垂産のレタスを使い、地域ブランド商品として販売されている。
8月22日~24日には東京、麻布十番で行われた「麻布十番納涼まつり」に塩尻市として出店。「おらがくに自慢」会場内のブースで、市の名産品である桔梗ヶ原(ききょうがはら)ワインや楢川(ならかわ)の塗りはしと一緒に「レタスアイスクリーム」も出品し、250個を完売した。「『レタスのアイスクリーム』という意外性もあり、『面白い』と言って買い求める客も多く、連日早い時間には完売した」とブランド推進室室長の赤羽誠治さん。
現在は「チロルの森」のみで販売しているが、今後は販路拡大と、飲食店向けの1リットルパックの商品発売も予定している。9月20日・21日には、東京・麻布十番「パティオ麻布十番」で行われる「農林産物まつり」で、ぶどうや梨などとともに出品を予定。
赤羽さんは「アイスクリームとしては賞味期限(3カ月)が短いが、『新鮮なもの』として提供したい。今後は塩尻ブランドとして、トマトやワインを使った商品も開発していきたい」と意欲をみせる。
商品は120cc入りカップで、価格は280円。