まつもと市民芸術館(松本市深志3)は現在、表現者のためのワークショップ合宿「シアターキャンプ2017」の参加者を募集している。
「表現者」としての自分自身と向き合い、さまざまな出会いを通じて能力や技術向上を目指す同プログラム。講師は、同館芸術監督の串田和美さんをはじめ、加藤直さん、木内宏昌さん、長塚圭史さん、白神ももこさん、杉原邦生さんら現在活躍中の演出家や劇作家が務める。
串田さんが企画し、さまざまな地域で過去にも数回行われている同プログラム。今回、数年ぶりの開催となる。「スポーツ選手たちがシーズンオフに丁寧に基礎トレーニングに励むように、俳優たちの基盤となるもの、あるいは演技の本質を見つけるためのぜいたくな時間。互いに刺激し合い、共に新しい演劇を作っていく同志たちとの出会いを期待している」と串田さん。
対象は18歳以上で、舞台での身体表現を職業としている人や目指している人。約3週間の合宿中は、市内を中心に県内各所でさまざまなワークショップを行う。「講義形式ではなく、講師と参加者が一緒に考え、意見を交わし、体験を積み上げていく」と同館の土屋和歌子さん。「一定期間、集中して行うので、真剣に取り組みたいという熱意が必要。その分、他ではできない体験ができると思う」と参加を呼び掛ける。
期間は8月17日~9月5日。参加費は3万円(県内宿泊施設間の移動費、宿泊費、会場費含む)。申し込み締め切りは5月29日。問い合わせは同館(TEL 0263-33-3800)まで。