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「工芸の五月」開催迫る 6年ぶり「池上喫水社」やオリジナルクラフトビールも

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 松本市を中心に美術館、博物館、あがたの森公園など約70カ所で展示やワークショップなどが行われる工芸イベント「工芸の五月」が4月29日に始まる。

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 2007年にスタートした同イベント。毎年5月を「工芸月間」として、市内を中心にギャラリーや美術館、飲食店で工芸にまつわる企画を展開する。

 池上邸の蔵(松本市中央3)では、ガラスの器具で抽出される水出しコーヒーの展示と喫茶を楽しむ「池上喫水社」(4月29日~5月7日)を開催する。2009年から3年間行われた同企画。蔵周辺の源池地区、暮らしを楽しむ街の使い方を提案・実践している「人場研(まんばけん)」、ガラス作家・田中恭子さん、カフェユニット「L PACK」が、静かな時間と空間をつくり上げる。

 松本市美術館1階子供創作館「そらまめギャラリー」では「異形の宴 めばえのかたち」(5月2日~7日)。石、金属、木、ガラスなど素材も表現も多様な4作家の作品を展示する。同期間、中庭では恒例となった「はぐくむ工芸 子ども椅子展」も。25人の木工作家による子ども椅子、約60脚が並ぶ。

 5月12日・13日に市役所近くの三代澤酒店(大手4)で開催する「ほろ酔い工芸」のテーマはクラフトビール。参加費(3,000円)で、器1点と飲み物1杯、おつまみが付く。器はグラス、カップ、皿から、飲み物は県内3つの醸造所のクラフトビールから選ぶことができる。「松本ブルワリー」に依頼し、「工芸の五月限定オリジナルビール」も用意。同イベント以外でも、市内10カ所以上の飲食店で提供する(5月12日~)。

 今年は公式ウェブサイトをスマートフォンにも最適化。オフィシャルガイドブック(500円)も市内各施設・店舗・ホームページで販売している。「工芸を見て楽しむことはもちろん、実際に体験できるものも多い。参加ギャラリーの企画展も、街を歩きながら楽しんでもらえれば」と同実行委員会。

 5月31日まで。

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