松本市が文化芸術を担う人材育成策の一つとして、文化芸術の担い手の情報を集積し、ホームページで公開する「アーティストバンクまつもと」の登録者を現在、募集している。
同バンクは、市にゆかりのあるアーティストの情報を集め、活動を知ってもらうきっかけや交流、イベントなどへの出演依頼などに活用してもらうことを目指して企画。登録者は今年度中に市のホームページに公開し、年度ごとに更新していくという。
登録条件は、現在市内で活動している人や同市出身など市にゆかりがあり、市民の依頼に応じて積極的に文化芸術活動を行うことができる人。文化芸術のジャンルや個人・団体、プロ・アマチュアは問わない。「現在、登録いただいているのは音楽関係や美術関係、演奏者やアート作品を作る方が多い」と文化振興課担当者
同市では昨年10月、市文化芸術振興基本方針を改定。具体的な施策の一つとして位置付けている。「これまで市でも情報を把握しきれず、相談を受けても丁寧な対応ができなかったこともあった。データベース化することで、自由に活用してもらい、必要な情報が探せるようになれば」
一般募集に先立ち、既に市が把握していた400以上の対象者(個人・団体を含む)には募集通知を発送。「送付した人からの反応はいい。今後は、より多くの人に登録を呼び掛けていきたい」と話す。
登録申請書はホームページからダウンロードできる。登録無料。問い合わせは市文化振興課(TEL 0263-34-3293)まで。