松本市が4月10日、ソメイヨシノの開花を発表した。
朝8時、松本城管理事務所が設定した松本城外堀北側にある「標本木」で開花を確認。同事務所所長の中嶋岳大さんが開花宣言をした。昨年より9日遅いが、ほぼ平年並みの開花。
今年は先月7日から観測を開始。標本木とその周辺の桜木が5~6輪、しっかりと花が開いている状態で開花宣言を出すが、今朝は5輪以上の花が咲いていることを確認した。年によって、つぼみの大きさや色も違うといい、「いつもよりつぼみが大きい印象」と中嶋さん。「今年は市政110周年の記念の年。桜の木も喜んでくれているのかな」と話す。
本丸庭園内のシダレサクラやヤエザクラ、ヒガンザクラは、現在咲き始め~三分咲きほど。「新しい生活を始める季節、これからの生活に思いをはせながら楽しんでもらえれば」と中嶋さん。「(天候にもよるが)週末には満開になると思う。市民、観光客の皆さんに、松本城の桜を見に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
恒例の「夜桜会」は4月13日~20日の8日間開催。本丸庭園の無料開放は17時30分~21時。雅楽や三曲、フルートの演奏や花見団子・豚汁などの販売、茶席などを行う。お堀の桜並木と女鳥羽川の桜並木のライトアップは、13日~22日の18時30分~21時(金曜・土曜は22時まで)。