音楽と映画のコラボレーション作品を上映する「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」が12月17日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で行われる。
同映画祭は、新進気鋭の映画監督と若手音楽アーティストのコラボで生まれた映画作品をコンペ形式・対バン形式で上映するもの。全国各地で上映や関連ライブイベントなどを行っている。今回は、グランプリを受賞した「マグネチック」と準グランプリを受賞した「脱脱脱脱(ダダダダ)17」の2本立て上映を行う。
「マグネチック」は下諏訪町出身の北原和明監督と、シンガー・ソングライターSACOYANとタッグを組んだ作品。不器用な主人公の男性と芯の強さを持つヒロインが、「虚実ないまぜの物語」を描き出す。審査員の一員、NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は「『映画と音楽のコラボレーション』というよりも、『セルフ・ドキュメンタリー/ホーム・ムーヴィーとフィクション映画のコラボレーション』にこそ可能性を感じさせてくれた作品」と講評する。
「脱脱脱脱17」は女優としても活動する松本花奈監督が昨年、クラウドファンディングでも製作支援を募り、高校生活最後に手掛けた作品。「the peggies」のロックナンバーに乗せた青春映画で、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でも2冠を獲得した。34歳の高校生・ノブオと少し大人びていてクールなクラスメート・リカコがもがきながらも「永遠の17歳」の卒業を目指す。
同NPOでは、「マグネチック」を準グランプリ、「脱脱脱脱17」をグランプリに選出。同NPOの宮崎善文理事長は「今回は特に若い人に見てほしいので、特別料金を設定した。映画の勢いを感じてもらえれば」と話す。
当日は北原監督のアフタートークも予定する。上映は19時~。チケット料金は、一般=前売り1,400円、当日1,800円、大学生・専門学校生=800円、高校生=500円(学生証を提示)。