松本・西堀公園近くに8月28日、レストラン「mannacktable(マナックターブル)」(松本市大手2、TEL 0263-31-0033)がオープンした。
店舗面積は約18坪、席数は16席。店内はオープンキッチンで、カウンターも仕切りがなくフラットに。「調理の延長線上に食卓がある。カジュアルな雰囲気でリラックスして、きちんとしたものを味わってほしい」とオーナーシェフの良波学さん。
メニューはお任せで、昼のコースは2,800円~と5,600円~、夜のコースは5,600円~、8,800円~で用意する。「ジャンルにとらわれず、各国の食材や地元の旬のものを生かしたい」と良波さん。キノコや山菜などは自ら山に入って採り、生ハムやカラスミは自家製。「地元で採れるものはもちろん、凍み豆腐なども含めてこの地が作り出すものを料理に落とし込みたい」と話す。
良波さんは、市内のフレンチレストランに8年ほど勤務し、料理長も務めた。結婚式の料理をはじめ、さまざまな経験を積み、「料理をもっと深く掘り下げたいし、思いが伝わるような距離感を大事にしたい」と独立開業。器やカトラリーにもこだわり、カトラリーレストは自ら木を加工して手作りした。店名は良波さんの名前と、「学ぶ」「料理」「テーブル」という単語を組み合わせた造語。
予約以外にも対応するが、「好みやアレルギー、予算などを相談してもらえれば、しっかり準備もできる。一番良い状態でお客さまをお迎えしたい」と予約を勧める。「単に『地元産の食材』というだけではなく、気候なども含めて松本で料理する意味を持たせたい。ここから『松本の食』を県外へ発信することができれば」とも。
営業時間は、11時30分~13時、18時~20時30分(いずれもラストオーダー)。月曜・第2火曜、日曜夜定休。