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松本・女鳥羽川沿いに「クチーナマサノリ」 シチリア料理&ワイン豊富に

シチリアをイメージしたという店内

シチリアをイメージしたという店内

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 松本・中町の女鳥羽川沿いに7月7日、シチリア地方料理店「Cucina Masanoli(クチーナマサノリ)」(松本市中央2、TEL 0263-87-3481)がオープンした。

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 イタリア・シチリア地方の料理を提供する同店。「イタリアでも地方によってかなり違う。シチリアはアフリカに近いこともあって、スパイスを多く使う」と店主の熊谷昌彦さん。妻の紀子さんと2人で店を切り盛りする。店舗面積は約18坪。席数はテーブル、カウンター合わせて12~20席。

 パスタはS字のカザレッチェ、細めで穴が開いているブカティーニなど珍しいものも取りそろえる。昌彦さんが手打ちで作るニョッキやラビオリ、クルクルと巻いた形のブシャーティも。「揚げナスとリコッタチーズのトマトソース・ノルマ風スパゲッティ」(1,300円)や、シチリアの定番「イワシとウイキョウのブカティーニ」(1,500円)などを用意する。

 コース料理はシチリアの街や山の名前を付けた「ラグーサ」(3,000円)、「エトナ」(4,500円)、「パレルモ」(7,000円)の3つ。「フルコース仕立て、パスタを多めでなど、お客さまの要望を聞いて用意するので、気軽に相談してほしい」と昌彦さん。ワインもシチリア中心にイタリア産を豊富にそろえる。ボトルは3,300円~、グラスは赤白各3種類を月替わりで550円~。ほかに、日本酒やウイスキー、カクテルなども。

 平日のランチタイムは、2種類のパスタから選べる「パスタランチ」や、「クスクスカレーランチ」(以上1,000円)、魚か肉料理が付く「メインランチ」(1,200円)の3種類。土曜・日曜は「ホリデーランチ」として別メニューを提供する。

 小学生の時から料理人を夢見ていたという昌彦さん。高校卒業後に上京、10年以上経験を積んでから2004年にシチリアへ渡った。2年ほどで帰国した後は東京や横浜で働き、長崎のホテルの立ち上げにも携わった。「一度外に出たことで、いつかは地元で店を持ちたいという思いが生まれた」。今年のゴールデンウイーク前に物件を決め、6月から改装に着手。壁塗りなど、できることはなるべく夫婦2人で進め、念願の開業にこぎ着けた。

 「お客さまにゆっくり過ごしてもらえるような店にしたい」と昌彦さん。「かしこまらず、カウンターで会話も楽しんでもらえれば」と紀子さん。

 営業時間は、11時30分~15時、17時30分~22時(日曜は11時30分~17時)。月曜定休。

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