松本の中心市街地で収穫した蜂蜜を使ったカクテルや料理を提供する「MITSU meets BAR(ミツ・ミーツ・バー)」が8月3日、市内のバーと東京・新宿のバー合わせて12店舗で始まった。
井上百貨店(松本市深志2)と蜂蜜専門店「信州蜂蜜本舗」(中央1)が協力して、地域資源を活用して街の活性化を図る「松本みつばちプロジェクト(MMP)」と、日本バーテンダー協会長野支部が連携して企画。市内では、「MAIN BAR COAT」(松本市中央2)、「SIDECAR」(中央3)など10店舗が参加し、各店オリジナルのカクテルやフードメニューを提供する。
「ALPHA」(中央1)では、蜂蜜とバナナ、マスカルポーネチーズ、オレンジリキュールなどを合わせた「城町はちみつとバナナのデザートフローズンカクテル」(1,200円)を用意する。「飲んでいるうちにより蜂蜜を感じてもらえるように仕上げた」と支部長で同店オーナーの藤本英樹さん。「カンティーナわん」(中央2)は蜂蜜の甘みとライムの香りと酸味を合わせた「ミエル・ポンシュ」(1,200円)、「BRORA」(同)はラム酒を使った「城町はちみつのラムグレープフルーツ」(1,200円)を用意する。
2年目となる同プロジェクト。これまでも収穫した蜂蜜を使って地元企業とカステラやキャンディーなどを商品化してきた。4月には、昨年よりも巣箱を2つ増やし、5箱を同百貨店屋上に設置。6月には「城町はちみつ」として同百貨店で販売し、4日間で1000個を完売した。
同支部とは昨年10月に、蜂蜜を使ったオリジナルカクテルと料理を楽しむイベントを開催。今回は夏休み期間ということもあり、観光客も意識した。「松本は『バーの街』。バー巡りをしながら、さまざまなコラボを味わってほしい」と同百貨店の井上博文常務。松本に縁のあるバーテンダーがいる、新宿の2店舗も参加する。「新宿から松本と、観光客にも楽しんでもらえれば」
期間中はインスタグラムで写真コンテストも実施する。同プロジェクトのアカウントをフォローし、ハッシュタグ(#mitsumeets)を付けて投稿。ベストショットに選ばれた人には「城町はちみつ」を進呈する。
今月15日まで。