市民団体「新まつもと物語プロジェクト」、松本観光コンベンション協会、市でつくる編集委員会が松本の魅力などを紹介する本「新 松本を楽しむ本」がリニューアルし、12月に発売された。
2007年に初版を発行し、今回が第5版となる。3年ぶりとなる改訂で内容を一新。松本で撮影された映画やドラマなどのロケ地情報や、松本山雅FC、セイジ・オザワ松本フェスティバル、信州・まつもと大歌舞伎などの紹介を加えた。サイズはA5判からA4判に拡大し、縦書きから横書きに変更。表紙は昨年、「松本シネマ」に認定された映画「orange-オレンジ-」を起用する。
市に関する知識を問う「松本検定」の公式テキストも兼ねる同書。ページの欄外には、昨年の検定で出題した問題を抜粋して掲載する。「検定の時期に間に合うように改訂を進めた。問題を見てページをめくると答えが分かるようになっているので、ぜひ活用してほしい」と市観光温泉課。
第10回を迎える同検定は、2月21日・22日に行われる。基本コース、基本コースの合格者を対象とした上級コース、小学生を対象としたジュニアコースの3コースで現在、申し込みを受け付けている。いずれも4択のマークシート方式で、過去問題と同書の内容を中心に出題。「観光客への『おもてなし』の一助となるように受ける市内の方をはじめ、お城や歴史が好きな市外の方の申し込みもある。ジュニアコースはワンコインで受検できるので、子どもたちが地元に興味を持つきっかけにもなれば」
「新 松本を楽しむ本」はA4版138ページで、価格は1,296円。市内の書店や市観光情報センター、松本城売店などで販売する。松本検定は、一般=3,000円、中学生=1,000円、小学生=500円。申し込み締め切りは1月15日。いずれも問い合わせは市観光温泉課(TEL 0263-34-8307)まで。