サクソホン奏者・田中邦和さんによる「田中邦和 テナーサックスソロライブ」が12月28日「中町・蔵シック館」(松本市中央2)で行われる。
田中さんは1966(昭和41)年生まれ。大学在学中にジャズ研究会に所属し、サクソホンを独学で習得。卒業後は5年間、会社員生活を送った後、ミュージシャンへ転身した。さまざまなアーティストと共演し、国内外の音楽フェスにも出演。ジャズからポップス、クラブミュージックまで幅広いジャンルで培った経験を生かし、あらゆるサウンドに溶け込みつつも独自の存在感を出すスタイルが持ち味となっている。
「ソロライブは珍しい機会。サックスという楽器自体が持つ新しい響き、可能性を追求するようなライブになる」と主催する羽渕聖子さん。羽渕さんの友人が松本在住だったことが開催のきっかけになった。今年5月に松本を訪れ、「音の響きを大切に、広すぎず、アットホームな雰囲気の会場を探して決めた」と話す。
当日は、その場の雰囲気で演奏する曲を決める即興スタイルになるという。「年の瀬の慌ただしい時期だが、きっと楽しい時間を過ごせると思う。音楽好きの方に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
18時開場、18時30分開演。チケットは前売り=3,000円、当日=3,500円。問い合わせは羽渕さん(TEL 090-1476-6341)まで。