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松本・浅間温泉で田中一光さん個展「カフェの風景」 使いやすい器130点

「カフェのようにゆったりしたひとときを」と田中さん

「カフェのようにゆったりしたひとときを」と田中さん

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 松本・浅間温泉の「手仕事扱い処(どころ)GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、陶芸家・田中一光さんの個展「カフェの風景」が開催されている。

使いやすそうな器が並ぶ

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 皿やカップ、ポット、酒器、花器など約150点を展示する。「カフェっぽく、シンプルさを前面に出した」という作品はアイボリー、水色など淡い色から、ブラウン、濃紺など濃い色まで、単色使いのものが中心。ストライプやクロスなど、模様が入ったものも並ぶ。

 取っ手の形など細かい部分で作り方を変えたところもあるという。「使ってくれる人の声を聞いて、より良いものになるよう反映させている」と田中さん。「工芸の五月2013」の企画で取り組んだ「八角皿」も今では定番アイテムとして、2種類のサイズで用意。「今後は、広がりや動きがある器をどのように作るかが課題」と話す。

 田中さんは松本市生まれ。大学卒業後、埼玉で約3年間修業を積み、2004年に松本で独立。2010年4月には「田中一光製陶所」を設立し、制作活動を続けている。

 同ギャラリーでは、2年ぶり5回目の展示。前回、田中さんの器を使ってお茶とお菓子のカフェ風セットを提供したこともあり、「今回のテーマを考えたときに田中さんから『カフェの風景』という言葉が出た」と同ギャラリーの瀧沢一以さん。今回は同ギャラリー近くの「グリム洋菓子工房」の焼き菓子4種類から2種類と、コーヒーまたは紅茶を選べるセット(500円)を用意する。「田中さんの器は、実際に使ってもらえればその良さが分かる。一つ購入して使ってみると、ほかのも欲しくなるという人が多い。気軽に『お茶』しにきてもらえれば」

 作品は全て販売する。価格は、皿=2,052円~、カップ=2,700円~、花器=4,320円~など。営業時間は10時~18時。木曜・金曜定休。入場無料。今月29日まで。29日は田中さんが在廊する。

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