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安曇野で「魔女」テーマの企画展-9作家の多彩な作品200点

銅や真ちゅうを使ったオブジェは藤田さんの作品

銅や真ちゅうを使ったオブジェは藤田さんの作品

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 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、企画展「魔女たち、妖しげに集う」が開催されている。

魔女の道具「魔女ノ机中古セット」

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 出展は、中山昌果さん、深堀知子さん、LIVINGSTONE笹本雅行さん・竹内陽子さん(以上陶)、藤田有紀さん(金工)、studioKURE竹内尋教さん、水野里香さん(陶と彫金)、ウツミエマさん(布)、杉本彩子さん(ほうき)。食器、ポーチ、オブジェ、アクセサリーなど約200点が並ぶ。テーマの魔女は「自分の能力を清廉に発揮し、さまざまな素材を自在に操り造る人のこと」。「魔女のかわいらしさやおどろおどろしさなど、各作家の持ち味が出ていて面白い」と同ギャラリーオーナー。

 銅や真ちゅうを使い、子どものころに思い描いたような「夢の世界」を思わせるオブジェ作品などを手掛ける藤田さんは初出品。同展に合わせて、「マジョ」「チビマジョ」のほか、大切なものを求めて長旅中だという魔法使いのクマ「マジョグマ」も制作。帽子やほうき、かばんなど細かいパーツも一つ一つ丁寧に仕上げている。「魔女から月をイメージして、『こんなところに住んでいたら面白い』と思いながら作った」という「魔女の棲家(すみか)」や「月の庭」などのオブジェも。「魔女の実」と名付けたペーパーウエイトには「毒リンゴのように見えるけど、ちゃんとおいしい果実」というコメントを寄せている。

 StudioKUREは、彫金作家の竹内さんと、陶芸家の水野さんが2人で営む工房。「魔女たちが使う道具」に着目し、「こんなものがあったら楽しい」「これはちょっとさすがに…でも外せない」と空想の中で楽しみつつ作り上げたという。陶製の机の上に、本棚と本、デスクライトが乗っている「魔女ノ机中古セット」は、ライトが点灯するなど細かい工夫も。全ての「道具」には「取扱説明書」も付ける。

 昨年に続き2回目となる同展。「とても好評で、お客さまからもリクエストの声を頂いた」と同ギャラリーオーナー。「晩秋から初冬、そして冬が深まる今の時期の雰囲気にも合う。ぜひ足を運んでもらえれば」とも。

 作品は販売も行う。ほうきストラップ=1,080円~、マグカップ=2,808円~、皿=3,456円~、ポーチ=3,900円~、「魔女の実」=8,640円、「魔女ノ机中古セット」=1万5,000円など。営業時間は10時~17時。木曜定休。12月24日まで。

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