観光サイト「新まつもと物語」、ロシア語版と中国語版を公開

6月3日オープンした「新まつもと物語」ロシア語版

6月3日オープンした「新まつもと物語」ロシア語版

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 松本市と協働で公式観光情報サイトを制作運営する市民団体「新まつもと物語プロジェクト」は6月3日、ロシア語版と中国語版(本土向け簡体字)サイトを開設し、同日、松本市観光情報センター(松本市大手3)でオープニングセレモニーを開いた。

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 同サイトのオープンは2006年2月。松本の観光情報を、サイトに参加する市民記者のブログで紹介している。昨年3月には英語版、韓国語版、中国語版(台湾向け繁体字)をオープンし、現在では月間20万PVのアクセスがある。多言語版は日本語版の翻訳ではなく、それぞれの言語を母国語とする市民記者が、自分の言葉でブログを書いているのが特徴。

 同プロジェクトの会長、林勇次さんは「今はどんな地方都市に行っても、外国人に出会う。外国からの観光客はリピートする人も多く、日本旅行を記したブログも見かける。こういうサイトを作ることで、松本の多くの魅力を発信したい」と話す。

 各言語版のトップページに松本城の写真を掲載。ロシア語版はエキゾチック、オリエンタル風に、中国語版本土向けは桜との写真を使うなど、各国から見る日本のイメージに合わせ、変化を付けている。また、日本語版にはない「温泉の入り方」「ショッピング案内」の記事や、バスを多く使う中国の人向けには「ワンマンバスの乗り方」などのページも用意している。

 ロシア語版スタッフの宮澤エレーナさんは信州大学で観光学を専攻。「自分が大学で研究していたことに近いし、自分の考えが反映されていてうれしい。ロシアでは日本の観光情報がなかなか入手できないため、ロシアから松本に来る人の満足につながれば」と話す。

 このほか韓国語版に「登山コーナー」を追加。近年増加している韓国からの登山客に対応するため、登山文化の違いや山小屋でのマナーなどを掲載した。

 セレモニーであいさつした菅谷昭松本市長は「ロシア語圏の人にもぜひ松本に訪れてもらいたい。このサイトが今後松本の観光を推進する新しい力になることを期待している」と語った。

新まつもと物語「まつもと水巡りマップ」完成記念で原画展-松本市民美術館(松本経済新聞)

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