松本の中心市街地で現在、「お店の人が教えてくれる!得する街のゼミナール」が開催されている。主催は松本商工会議所。
今回で4回目となる同イベント。69店が78講座を開き、商店の店主やスタッフが講師となって専門店ならではの専門知識や情報などを伝える。
講座は「きれい」「健康」「つくる」「まなぶ」「たべる」の5種類に分かれ、洋服店による「寒い季節を暖かく過ごす!ストールの巻き方」や、指圧店による「お灸(きゅう)で冬支度」、工芸ギャラリーによる「オリジナル小鉢を作ってみよう!」、靴店による「革靴を永く履くためのお手入れ方法」、飲食店による「世界の料理・おつまみ教室」など多彩なテーマを用意。各講座1~2時間程度、定員は3~15人の少人数制で、老若男女が気軽に楽しめる内容となっている。
蜂蜜店「信州蜂蜜本舗」では9月22日、「健康に嬉(うれ)しい!果実の蜂蜜漬けの作り方」講座を開催。スタッフによる作り方の説明後、和気あいあいとした雰囲気の中で受講者が梅やアロエの蜂蜜漬けを体験。このほか、そば・リンゴ・アカシアなどさまざまな蜂蜜の試食や活用法の意見交換などを楽しんだ。
「初回から参加しているが、毎回すぐに予約が埋まる。講座を楽しく受講してもらえているようでうれしい」と同店の深澤博登さん。参加者からは「パンに塗って使うくらいだったので、いろいろと勉強になった」、「よく店の近くを通るが、敷居が高いように感じられて中に入るのをためらっていた。講座をきっかけに店を知ることができてよかった」などの声も。
申し込みは電話で各店まで。定員に達し次第締め切る。受講無料だが、別途材料費がかかる場合がある。