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塩尻で「コミュニティーデザイン」講演会&ワークショップ-行動するきっかけに

講演会の様子

講演会の様子

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 塩尻市の市民交流センター・えんぱーく(塩尻市大門一番町12)で8月8日、講演会&ワークショップ「『つくらないこと』からはじまるコミュニティデザイン」が開催された。

ワークショップの様子

 同市大門商店街の空き店舗を活用したにぎわい創出拠点「nanoda(なのだ)」が主催。同拠点を始めるきっかけとなった「三田の家」(東京都港区)代表で、慶応義塾大学グローバルセキュリティー研究所特任講師・坂倉杏介さんを講師に迎えた講演会と、県内外で人が集まるコミュニティーづくりに取り組む「サードプレイス」の代表らを中心にしたワークショップを行った。

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 当日は約50人が参加。講演会では、板倉さんがこれまでの取り組みや、現在携わる「芝の家」などの実例などを紹介した。小さな地域活動が重層的にあることで社会ができていることを図を用いながら説明。「『境界』がコミュニティーをつくる。(コミュニティーの)非構成員がいるからコミュニティーが確定する。全員一緒がいいわけではない」と板倉さん。

 続いて、県内外の「サードプレイス」の代表ら9組が活動内容などをプレゼンテーション。その後、それぞれが掲げた「今日話したいこと」を見て、他の参加者がその周りに集まり、ワールドカフェ方式でワークショップを行った。信州大学の学生らでつくる「となりの、」は、「近所のおとなが怖い」というテーマ。「活動拠点としている場所の近所の人が、活動について意見してくる」という悩みに対して対応策を出し合った。

 「サードプレイスを運営する人たちの話を聞く機会をつくりたかった」とnanoda代表の山田崇さん。自身の活動も3年目となり、「自分たちもなぜ始めたのか…と思うこともある(笑)。そんな中で、『始まる』ことに主眼を置きたかった」と話す。ワールドカフェ形式のワークショップは、塩尻市若手職員意見交換会「しおラボ」でも採っている手法。「『しおラボ』も50回を超え、公開で行いたいという思いもあった」

 コワーキングスペースやコミュニティーカフェなど、県内でも「サードプレイス」が充実してきている。「何かやりたいと思っている人が行動するきっかけになれば」と山田さん。「始めたいと思っている人、活動し続ける人、どちらにとってもいい時間になったと思う」と振り返る。

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