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松本のカフェで画家・植田真さんがライブペインティング-個展開催に合わせ

筆とギターを交互に持ち、絵を描いていく植田さん

筆とギターを交互に持ち、絵を描いていく植田さん

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 画家・イラストレーターの植田真さんによるライブペインティング&即興音楽「即興WEEKEND at amijok」が4月26日、松本・中町のカフェと雑貨の店「amijok(アミジョク)」(松本市中央3、TEL 0263-88-6238)で行われた。

植田さんが描き上げた作品

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 「号泣する準備はできていた」(江國香織・著)の装画や「絵描きの植田さん」(いしいしんじ・作)の挿絵など、絵本、装画、挿絵、CDジャケット、デザイン、広告の仕事など幅広く手掛ける植田さん。現在、松本市時計博物館1階のイタリアンレストラン&画廊「トラットリア松本画廊」(中央1)で県内初となる個展「Mirad esa montana.~あの山をみてごらん~」を開催している。

 同イベントは、個展に合わせて企画したもの。松本市在住の漫画家・鈴木ともこさんが東京で編集者をしていた時に、「絵描きの植田さん」の仕事を一緒にした縁で実現した。「個展に合わせて来松するとのことだったので、せっかくなのでどこかでイベントをと思った」と鈴木さん。「ライブペインティングは空間、集まった人たち、音、光、気分…全てが融合してできるもの。植田さん自身もその場になってみないと何が生まれるか分からないとのことだったので、全てお任せした」と話す。

 当日は、30人ほどが来場し店内は満員に。皆が見守る中、大きなキャンバスに向かい、太い平筆で色を重ねるように塗っていく植田さん。流れる音楽に合わせるように描き、時々ギターを手にして爪弾きながら、青、黄、白、茶、紺、緑といくつもの色を重ねていった。最後は細筆や指先を使い、1時間半ほどで絵は完成した。

 完成した絵は同店でしばらく展示する。「アミジョクの空間にもピタリと合っていて、松本の空気も感じられる絵。見ていると物語が幾通りも生まれそう」と鈴木さん。「植田さんの個展にもぜひ足を運んで、その世界を感じてほしい」とも。

 個展は「トラットリア松本画廊」で5月19日まで。

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