松本商工会議所や松本市内の飲食店などでつくる「松本山賊焼応援団」が現在、「信州松本山賊焼スタンプラリー」を行っている。
事業所応援団として登録する松本市内の40店と安曇野市の1店が参加。いずれかの店で1,000円以上の利用か山賊焼きの注文で、専用の台紙にスタンプを一つ押す。スタンプを2個集めて各店に設置した応募箱に投函すると、抽選でFDA往復航空券(札幌または福岡)や松本山雅F.C.観戦チケットまたは特産品詰め合わせ、参加店で利用できる1,000円分の食事券が当たる。
観光客や出張で松本を訪れるビジネスマンにも利用してもらおうと、駅前周辺のホテルには、宿泊客を対象に既にスタンプを1つ押した台紙を用意。「1泊で2個は難しいと思うので1つサービスすることにした。せっかく松本に来たのだから地元の料理である山賊焼きを召し上がってほしい」と同会議所・中小企業振興部地域振興グループ係長の谷崎幸一郎さんは話す。
山賊焼きは昭和20~30年代から地元で親しまれている名物鶏肉料理で、鶏のももやむねの一枚肉を、しょうゆだれに漬け込み、かたくり粉をまぶして油で揚げて作る。市内の飲食店で組織する食堂組合青年部のメンバーが山賊焼きに注目しPRを始め、2012年10月に同応援団が設立。公募で誕生したマスコットキャラクター「さんぞくん」も活躍している。
松本地域は2月に入り、2週続けて週末は大雪に見舞われた。「飲食店はかなり打撃を受けている。その分の巻き返しにもなれば」と谷崎さん。「地元の方にもぜひ足を運んでもらいたい」と期待を寄せる。
スタンプラリーは「松本山賊焼の日」の3月9日まで。問い合わせは同事務局(同商議所内、TEL 0263-32-5345)まで。