松本のカフェ「cafe matka(マトカ)」(松本市大手2)で12月10日、ワークショップ「『handmade candle lifart…』×『田中一光製陶所』クリスマスキャンドルをつくろう」が行われた。主催はクラフトのまち・まつもと実行委員会。
本年度2回目となる同委員会によるワークショップ。今回は市内でキャンドル制作を行っている「handmade candle lifart…(リファート)」の西牧隆行さんを講師に迎え、市内の陶芸家・田中一光さんの陶器を使ってフレグランスキャンドルを作った。
参加者はまず器を決めることからスタート。形は5種類、色はさまざまという器の中から自分の好みのものを手にした。続いて、西牧さんが用意した60~70種類のフレグランスオイルをブレンドして、香りを作る。「あまり難しく考えず、好きだと思う香りをいくつか選んで」という西牧さんの言葉に、ラベルの名前を見ながら、順番に香りを嗅いでいく。「クリスマスっぽい香りにしたい」「ちょっとスパイシーな感じにしたい」などの相談に、西牧さんは相性のいいものや、配合のバランスなどをアドバイスしていった。
固形の大豆ワックスを鍋で溶かし、そこに配合したフレグランスオイルを加えて、陶器に流し込み、芯を真ん中に置く。固まるのを待つ間には、それぞれのキャンドルを並べて香りを比べたり、写真を撮ったりする姿が見られた。同店では、ドリンクの提供に田中さんの器を使っているものもあり、それを見て盛り上がる一幕も。
最後は、西牧さんがくぼみなどを調整して、キャンドルが完成した。「田中さんの陶器でキャンドルを作れるなんて、とてもぜいたくなワークショップになった」と西牧さん。参加者は出来上がったキャンドルを手に、満足げな様子で持ち帰った。
クラフトを通じて松本のまちづくりを進めることを目的とする同委員会。同ワークショップはその一環として、年に数回開催している。今後もワークショップの開催を予定。詳細は「まつもとクラフトナビ」で確認できる。