塩尻・塩嶺高原のギャラリー「galle_f（ガレエフ）」（塩尻市北小野、TEL 0263-55-7471）で現在、企画展「冬の森」が開催されている。

森の絵が描かれた紙箱と「サンタ羊」

　「冬の贈りもの」として、クリスマスやお正月のアイテムを中心に、冬をイメージした作品が並ぶ。田路恭子さん（木工）のサンタクロースの帽子をかぶった「サンタ羊」やkenkencafe（ワイヤクラフト）の冬の森をイメージした「ワイヤーの木」など、常設作家が同展のために制作したものも。「クリスマス、お正月に限らず、冬の期間に使えるものを集めた」と店主の桃井千佳さん。

　「アトリエむう」のいとうよしこさんはペーパーアイテムを用意。トナカイやクリスマスツリー、雪の結晶などをモチーフにしたペーパーオーナメントは、一つ一つ手作業でカットしている。自作できるキットも。

　AkaneBonBonさんは紙製のチリトリを制作。同店でも扱う「松本ほうき」と一緒に使えるチリトリをずっと考えていたという桃井さんがリクエストしたもので、「思い描いていたものがようやく形になってうれしい」。ベージュやブラウン系の落ち着いた色味の厚紙に、ろう引きをして仕上げ、見た目と使い勝手を両立させた。ほうきの大きさに合わせて、2つのサイズを用意する。

　期間中は、出展作家が講師を務めるワークショップを開催する。消しゴムはんこ（11月29日・30日、やざきなおみさん）、荒神ほうき（12月1日・14日、米澤箒工房）、紙の丸箱（12月7日、AkaneBonBonさん）、クリスマスリース（12月8日、ことの葉）、ワイヤ壁掛け一輪挿し（12月18日、kenkencafe）など。今後は、お正月に向けて干支（えと）の作品も追加する予定だという。「これからの季節や日々の暮らしがちょっと楽しみになるアイテムになると思うのでぜひ」（桃井さん）。

　作品は全て販売する。「サンタ羊」＝3,255円、「ワイヤーの木」＝900円～、ペーパーオーナメント＝600円、紙のチリトリ＝1,680円～など。営業時間は10時～17時。木曜定休。入場無料。12月25日まで。ワークショップの詳細はホームページで確認できる。