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安曇野のギャラリーで「魔女」テーマの企画展-ほうき制作の実演も

会場の様子

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 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、企画展「魔女たち、妖しげに集う」が開催されている。

魔女のティーパーティーを表現したウツミエマさんの布絵

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 同展は「魔女」をテーマにした作品展。出展は、あいざわゆみさん、尾形かなみさん(以上ガラス)、AkaneBonBonさん(紙)、ウツミエマさん(布)、杉本彩子さん(ほうき)、永井佳奈子さん(金工)。「ここで言う『魔女』とは、自分の能力を清廉に発揮し、さまざまな素材を自在に操り造る人のこと」と同ギャラリーオーナー。「その人たちの作品は人々の心を魅了し幸せにする力を持っている。『魔女』たちが制作したものを楽しんでもらえたらと思って」と話す。

 同ギャラリー初の扱いとなる杉本さんは、魔女が乗っているような細長いものなど、さまざまなほうきを出品する。杉本さんは3年前、「クラフトフェアまつもと」で「松本ほうき」を購入したことがきっかけで、ほうき職人を目指すようになった。愛知県から通い、教わる日々を過ごしていたが、今年2月に塩尻市に移住し本格的に学び始めた。「いつかは自分で栽培したほうき草を使って作ってみたい」と杉本さん。主に週末は、ギャラリーの一角で実演も行う。

 AkaneBonBonさんはカラスのモビールを制作。目を天然石にしたり、重りを引っ張ると羽が動く仕組みにしたりと、さまざまな工夫を施す。「自分にとって妖しげなテーマやモチーフは新鮮だった。制作を進めてみると思いのほか楽しく、意外な表現も飛び出したりして、良い経験となった」。ウツミさんは魔女のいる世界観を表現したバッグと布絵を出展。妖しげな表情の魔女は、ウツミさんがデザインしてシルクプリントしたもの。同展ではバッグの出品が多いが「大きなサイズの迫力のある布絵にも挑戦したい」と話す。

 「晩秋の安曇野の森は魔女が潜んでいそうな雰囲気がある」と同ギャラリーオーナー。「散策も楽しみながら『魔女展』をご覧いただけたら」とも。

 作品は販売も行う。ほうき=1,260円~、ウツミさんバッグ=5,500円~、カラスのモビール=2,625円など。営業時間は10時~18時(最終日は16時まで)。木曜定休。入場無料。12月1日まで。

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