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松本のワインバーで県産ワインを楽しむ「メーカーズディナー」、毎月開催

ワインについて話す塩原社長(写真右)

ワインについて話す塩原社長(写真右)

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 松本パルコ横・公園通りビルの「ワヰン酒場 かもしや」(松本市中央1、TEL 0263-32-6338)で6月26日、県産ワインメーカーを招きイベント「メーカーズディナー」が行われた。

辛口の白ワインにはオリーブオイルとしょうゆで食べる刺し身を用意

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 県産ワインを数多くそろえる同店。今年1月から毎月最終水曜日に「メーカーズディナー」を開催。地元のワイナリーの担当者を招いて話を聞き、ワインと食事を楽しむ機会を設けている。「県内には素晴らしいワインを作っているところがたくさんある。生産者と消費者をつなぐ場になれば」とオーナーシェフの花岡純也さん。

 今月は「信濃ワイン」(塩尻市洗馬)の塩原悟文社長を迎えて開催。約20人が参加し、同社がセレクトしたロゼ、白、赤のワイン6本を味わった。「標準的なものから、少し変わったものまで、ワインにもさまざまな味があることを知るきっかけになればと思って選んだ」と塩原社長。同じテーブルについた人同士で談笑したり、味や香りをメモしたりする人の姿も見られた。

 ワインと合わせ、一品ずつ料理も提供。辛口の白ワイン「スーパーデラックス竜眼」には、オリーブオイルとしょうゆで食べる刺し身を用意した。「穏やかで優しい味わいが和食にも合う。しょうゆにオリーブオイルを加えることで、カルパッチョに近い感覚になる」と花岡さん。ほかに赤ワインには、赤ワインで煮た豚の角煮や、塩とこしょうでシンプルに味付けしたステーキ、ブドウを凍らせて作るアイスワイン「赤の輝石」にはコンコードで煮詰めたイチジクを添えたアイスクリームを合わせた。

 「一つのワイナリーに焦点を当て、作っている人たちの思いを知ることで、普段、スーパーなどでワインを手にしてもちょっと見方が変わると思う」と花岡さん。そこには、ワインをもっと気軽に楽しむ文化を定着させたいという思いがある。「焼酎やビールと同じように、日常の晩酌でワインを楽しんでもらえるようになれば」

 来月31日は「井筒ワイン」を迎えて開催。参加費は5,000円。予約は店頭で受け付ける。

 営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。

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