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安曇野の水田で「ごはん」テーマにポスター展、イーゼル立て作品ずらり

木島平での展示の様子(写真提供:トドロキデザイン)

木島平での展示の様子(写真提供:トドロキデザイン)

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 安曇野市堀金烏川の水田で6月1日・2日、「ごはん」をテーマに制作したポスター展「田んぼギャラリー 2013」が開催される。

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 同企画は今年で3回目。「ごはん」をテーマに制作したB1判のポスター35点を、同市の農業・浅川拓郎さんの水田にイーゼルを立てて展示する。県内外のデザイナーやカメラマン、デザインを学ぶ専門学生などの作品のほか、今年は南穂高保育園(安曇野市豊科南穂高)の年長園児51人の絵も並ぶ。当日は県が開発した水稲新品種「風さやか」のおにぎりが振る舞われるほか、同市の農産物を応援するキャラクター「らいすん」が登場する。

 主催は「田んぼギャラリー実行委員会」を運営するトドロキデザイン(長野市)。デザイン業の傍ら農業にも携わる代表の轟久志さんが、浅川さんが作る「浅川さんちのお米」のロゴマークを手掛けたことで知り合い、2011年に1回目を開催。のどかな田園風景の中にイーゼルが立つという珍しい光景に、思わず足を止めて見物する人が後を絶たず、盛況に終わったという。

 昨年からは木島平(下高井郡)でも開催。「木島平も豊かな自然と清らかな水に恵まれ、稲作に適した良質な米の産地。安曇野だけでなくほかの場所でも、安全な食や、農業の大切さを感じてもらいたかった」と轟さん。今年は5月24日から3日間行い、「25日には地元の豊作祈願祭もあり、大変にぎわった。はたけしめじごはんの振る舞いも好評で、たくさんの方々に喜んでいただけた」

 現在、東北地方での開催も検討しているという。「知人が紹介してくれた方が東北の農家さんだった。東北もお米がおいしいところなので、県内にとどまらずさまざまな場所で発信し、広めていきたい」と轟さんは話す。「毎年楽しみにしてくれている人がいるようでうれしい。気持ちがいい季節なので、農業や食を考えながら楽しんでもらえたら」とも。

 開催時間は10時~16時。おにぎりの振る舞いは12時~(なくなり次第終了)。荒天の場合は中止する場合も。問い合わせはトドロキデザイン(TEL 026-274-5844)まで。

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