塩尻市の市民交流センター・えんぱーく(塩尻市大門一番町12)で2月9日、クラフト作家によるワークショップイベント「ダイモン日和」が開催された。
中信地域のクラフト作家を中心に約20組が参加。同館3階を会場に、通路や踊り場、ガラスで仕切られた会議室などを使って行われた。同館1・2階は図書館になっていることもあり、通路沿いの机と椅子では勉強する中高生の姿も。ワークショップの隣では、囲碁に興じる年配者がいるなど、和やかな雰囲気の中、紙の箱やお面、フェルトや布小物、キャンドル、チョークアート、べんがら染めなど多彩なブースが並んだ。
松本市梓川の廻巡庵(ぐるぐるあん)は鍋敷きとして使える釜敷作りを開催。わら縄をドーナツ型に丁寧に巻いていき、1時間ほどで完成した。郷土玩具を扱うグループ「ごっこ社」が行ったワークショップは紙製の玩具「ずぼんぼ」。虎や馬などの動物を紙で作り、足にはシジミ貝をつけ、うちわであおいで躍らせて遊ぶ。参加者は各ブースを見て回り、気になるものを気軽に手に取ったり、クラフト作家と会話したりしながら楽しんでいた。
同日開催された音楽イベント「音尻」では、ゴスペルライブとワークショップが行われた。ゴスペルを歌えるクラスを中心としたボーカルスクールを主宰する小松チヒロさんを講師に迎え、大人から子どもまで、20人ほどが体験した。
昨年に続いて2回目となった同イベント。「会場のえんぱーくが開放的な場所なので、いろいろな人が自然と興味を引かれて参加してくれる」と同実行委員会の伊藤美紀さん。「大人も子どもも皆、楽しめたと思う。今後も継続していければ」と話す。