伝説にちなみ2種を合わせて飲む純米酒-異なるわき水使い製造

地元の伝説から造られた「男清水」「女清水」

地元の伝説から造られた「男清水」「女清水」

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 大町水物語の会(大町市)は地元の「水物語伝説」にちなんだ純米酒「女清水(おんなみず)」「男清水(おとこみず)」を市野屋商店(同市)と開発、2本セットで販売を開始した。

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 開発は、同市に伝わる「女清水と男清水」の物語をきっかけに行われた。同市東側は東山「居谷里(いやり)」のわき水を、西側は北アルプス「白沢(しらさわ)」のわき水を生活水として使っていた。

 物語では「不思議なことに東の集落では女の子ばかりが、西の集落では男の子ばかりが生まれてくる。いつしか人々は、居谷里の水を女清水(おんなみず)、白沢の水を男清水(おとこみず)と呼ぶようになった」という。「その後、困った人々は両方の水をひとつに合わせて流すことにした。この二つのわき水の混じり合った小川の水は、『縁結びの水』『夫婦円満の水』と呼ばれ、人々は幸せに暮らした」と地元では言い伝えられている。

 現在はこの男清水と女清水を気軽に飲んでもらえるよう、市内の各所に水飲み場が設けられている。同酒は「女清水」は居谷里、「男清水」は白沢のわき水を使用。水を合わせたという言い伝えのように、2種の酒を合わせて飲むという「世界初の飲み方」を提唱する同会代表の堀堅一さんは「結納、結婚など夫婦の記念日にぜひ飲んでほしい。ずっと幸せが続きますよ」と話す。

 価格は3,390円(2本セット、各720ミリリットル入り)。

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