サッカーJ2に参戦している松本山雅F.C.と、カターレ富山、FC岐阜の3チームが3月27日、合同企画「TOP OF 北アルプス」の実施を発表した。
同企画は、リーグ戦での対戦成績で3クラブ内のナンバーワンを決めるもの。地域の交流を深めるためアウェーチームの特産品の販売や抽選会を行うほか、3クラブのスタジアムを回って集めるスタンプラリーの実施も計画している。
富山と岐阜は、2009シーズンから「東海北陸ダービー」と銘打って、地域の観光や物産のPRなどを通して交流。山雅はJ2参入をきっかけに「隣接する3クラブで、さらに試合と地域を盛り上げたい」と申し入れ、3チームでの実施が実現した。3県をまたぐ北アルプスを舞台に各チームが頂上を目指して戦い、地域交流も深める意図から同企画名を命名した。
27日に行われた記者会見で、富山の清原邦彦社長は「山雅は集客面でも素晴らしいチーム。サポーターや市民同士の交流もできれば」、岐阜の今西和男社長は「もっとクラブが存在する街をアピールして、お互いに交流していきたい。ほかの地域への交流にもつながれば」とあいさつ。山雅の大月弘士社長は「松本の良さもPRしたいし、富山や岐阜の皆さんにも松本のサポーターが出向くようそれぞれの特色をPRしてもらいたい」と話した。
4月1日には、同企画の「初戦」となる、松本山雅F.C.対カターレ富山戦がアルウィンで行われる。