松本駅近くのカナエビル2階に3月2日、居酒屋「ばんざい家」(松本市中央1、TEL 0263-35-3008)がオープンした。
松本駅前の大衆居酒屋「風林火山」(中央1)の姉妹店。店舗面積は約28坪で、席数はカウンター、テーブル、小上がり合わせて38席。「『風林火山』では満席でお客さんをお断りすることも多かった」とオーナーの中村定春さん。近くの物件が空き人材も確保できたため、出店することにしたという。
店名の通りメーンは「おばんざい」。好きな3品を選べる3種盛(800円)のほか、単品は350円~700円。「自家製ピクルス」「貝ひもと高菜の煮付け」(以上350円)、「青菜と油揚げの煮びたし」「ふきのとうのキッシュ」(以上400円)、「筑前(ちくぜん)煮」「田舎風パテ」(以上500円)など、日替わりで常時20種類ほどをカウンターに並べる。ほかに、通常メニューとして、刺し身や焼き魚、馬刺し、パスタ、オムレツなども提供。「『風林火山』の人気メニューに加えて洋風のものも用意する。スタッフが洋食をやっていたこともあり料理の幅が広がった」という。
「風林火山」同様、日本酒も豊富に取りそろえる。同店限定ラベルの「大信州純米吟醸生原」(600円)をはじめ、「信濃鶴」(400円)、「夜明け前」(500円)、「今錦」(700円)など県内産のものが中心。「県内の酒蔵と提携して、ここでしか飲めないものも手頃な価格で提供している」。ほかに、穂高ブルワリーの地ビール(650円)は生で提供する。ワインも「あずみアップル」「五一ワイン」など県内産にこだわる。
「おばんざいは『京都のおふくろの味』だが、うちでは『信州のおふくろの味』を提供していきたい」と中村さん。「『風林火山』は大衆的でガヤガヤと飲むときに。『ばんざい家』は女性でも気軽に入れると思うので、その時々で選んでもらえれば」とも。
営業時間は17時30分~23時30分。日曜定休。