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安曇野・穂高神社隣にそば店「とりい」-辰野町のそば粉でそばとお菓子も

どこか懐かしい雰囲気の店内

どこか懐かしい雰囲気の店内

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 安曇野の穂高神社隣に2月22日、そば店「蕎麦屋 とりい」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-3039)がオープンした。

辰野町産のそば粉を使う「ざるそば」は細くて白いのが特徴

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 店舗面積は約8坪。席数はカウンターとテーブルで16席。店内は、手塗りの感じを残した壁や古道具などで、どこか懐かしい雰囲気に仕上げた。テーブルは特注したので、椅子は古道具店を営む友人の協力を得てそろえたという。メニューを書く黒板は、古いまな板を使って手作りした。「真新しいものより、古いもののほうがなじむと思って」と店主(29)。

 メニューは「ざるそば」(900円、大盛りは1,100円)と温かい「とりいそば」(900円)。「『とりいそば』は、つゆがだし汁の優しい味。黒くて濃いつゆがあまり好きではないので」。ほかに、ボリュームのある「玄米いなり」(200円)や、そばともち米をついて揚げ焼きしたものをきな粉とみたらしで食べる「そばもち」(400円)も。そば粉は辰野町で栽培されるもののみを使う。「粉の時点ですごく甘みがあっておいしい」

 店内では、店主のパートナーが作る菓子も販売する。「そばの焼きかりんとう」(400円)や「ココアクッキー」「生姜(しょうが)ビスケット」(以上300円)など。卵や乳製品を一切使用しないというこだわりを見せる。

 提供時に使う食器は、安曇養護学校(北安曇郡池田町)の生徒の作品。「以前、学校祭で見てすごくいいと思った。色や形も凝っていて、本人たちも自分の作品に強い思い入れがあるみたい」。直接学校に出向き、自分のイメージを伝えて作ってもらったという。来店者からも好評で「いずれは店内で販売できるようにしたい」と話す。

 名前の通り、鳥居の下にある同店。「小さな店なので、そばもたくさんは作れないが、参拝の帰りに気軽に立ち寄ってもらえたら」と店主。「長靴でもOK(笑)」とも。

 営業時間は11時30分~売り切れ次第終了。火曜・水曜定休。

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