松本パルコ（松本市中央1）で2月11日、きゃりーぱみゅぱみゅさんのライブが開催された。

会場にチョコを投げるきゃりーぱみゅぱみゅさん

　同ライブは、同館とライブハウス「ALECX」（深志1）との共同企画。同ライブハウスで行われているイベント「COUNTER CULTURE」のスペシャルバージョンのゲストとして、きゃりーさんを招いた。

当日はきゃりーさんのファン約400人が会場を埋め尽くし、ライブでしか購入できないグッズは次々と完売した。同ライブハウスのDJが盛り上げたところで会場が暗転、キッズダンサー4人がスタンバイした後に、きゃりーさんが登場すると会場は大きな歓声に包まれた。1曲歌ったところで「松本の皆さん、こんにちは」とあいさつ。「長野は何が有名か調べたら『おやき』ということだったので、ダンサーにおやきのメークをしました」と話し笑いを誘った。

　さらにバレンタインが近いということで、キャリーさんからチロルチョコが振る舞われた。チロルチョコを会場に投げると、観客のボルテージが一気に上昇。サプライズプレゼントに、観客は大喜びした。

　「PONPONPON」や新曲の「きゃりーANAN」などを歌い上げ、最後に「つけまつける」を歌って退場すると、会場からはアンコールの声が。再び登場したきゃりーさんは「実は…もう持ち歌全部歌っちゃって、アンコール曲がない（笑）」と話すと、観客は「同じのでいいから」と懇願。「何がいい？」とリクエスト曲を募ると、「つけま（つける）！」の声が多くあがり、「（スタッフと）相談してくる」と言っていったん裏に戻るきゃりーさん。相談の結果OKが出たようで、「『つけま』やります」と会場に報告すると大きな歓声が。もう一度「つけまつける」を歌いライブを終了した。一番乗りした巻渕奈央さん（14）と堀内香那さん（14）は岡谷から駆け付けた。「きゃりーさんが大好き。かわいいし、盛り上がったのですごく楽しかった」と興奮気味に話した。

　「ライブハウスとは違う仕様なので、ALECXさんをはじめ、音響やセットなど多くの地元企業の協力を得て開催することができた」と同館の土屋雅幸さん。当日は同館オープンの10時前から、ライブの整理券を求める人の行列ができたという。「予想以上の反響で驚いている。今後もこういったライブやイベントを行っていきたい」とも。